くらし 【市長コラム】行政運営の、次の一歩へ 開庁時間・電話受付時間を変更します

▽開庁時間を約2時間短縮
8年1月から、市役所、支所などの開庁時間や電話の受付時間を、9時〜16時に変更します。これまでの8時30分〜17時15分に比べ、1時間45分短くなります。対象となる施設は、市役所本庁舎のほか、各支所、水道庁舎など全8カ所。3カ月の試行期間を経て、4月から本格実施する予定です。(詳細は本紙10ページに掲載)

▽先を見据えた行政運営
人口減少が進む中、これまで通りの職員数の確保は難しく、限られた人員で従来通りのサービスを行っていくことも現実的ではありません。
この変更は、限られた人員で行政機能を維持していくための判断であり、職員の働き方や業務の進め方を見直す業務改革の一環として行うものです。
現状は、開庁時間と職員の勤務時間が同一であり、手続きなどに伴う時間外勤務が常態化。また、窓口対応などに追われ、業務改革に集中する時間の確保が難しいという課題もありました。
来庁手続き全体の約85%が9時〜16時に行われているという調査の下、利用実態に合わせた開庁時間に見直し、持続可能な行政運営の仕組み作りを全庁的に進めます。また、正規職員の手当てや、非正規職員の報酬を合わせて年間約900万円の人件費削減効果も見込んでいます。

開庁時間の短縮を知らせるポスター

▽行政サービスを継続するために
開庁時間の短縮により、一部ご不便をおかけすることになり申し訳なく思っています。しかしその分、時間や場所にとらわれない手続き方法の、コンビニ交付や市LINE公式アカウントを使ったスマート申請などを拡充していきます。
この取り組みは、行政サービスを継続していくための一歩。未来へ続く行政運営のため、ご協力をお願いします。

西尾市長 中村健