- 発行日 :
- 自治体名 : 三重県桑名市
- 広報紙名 : 広報くわな 令和7年12月1日号
今月のテーマ:空き家対策
今月のテーマは「空き家対策」です。
市では、空家等対策協議会を立ち上げ、10年にわたり空き家対策に取り組んできました。それでもなかなか空き家は減りません。昨年度の調査では市内の空き家の総数は2,577件。そのうち放置され危険な空き家が202件となっています。
今回は、市空家等対策協議会副会長の四日市大学名誉教授岩崎先生からお話を伺いました。向かったのは普通の空き地…。実はここ、令和2年に市内ではじめて、倒壊する恐れのあった危険な空き家を、市が所有者に代わって強制的に解体した場所なのです。当然ですが、解体費用はすべて所有者負担です。
もともとこの場所に建っていた空き家は、一部崩れて隣の家を破壊。また今にも倒れそうで、前の通学路にも危険が及んでいました。空き家を放置すると、ほかにも雑草が生い茂ったり、不法投棄・侵入のおそれが発生したりと、さまざまな問題が発生します。まずは、危険な空き家を発生させないよう、事前の対策が重要です。
本来、空き家というのは私有の不動産ですから、所有者やご家族が対策することなのですが、危険な空き家を放置すると、近所にお住まいの人や、ひいては社会全体に迷惑をかけることになります。
空き家を処分するには、壊す・売る・貸す・提供するなど、さまざまな選択肢がありますが、基本的には、適切に管理すれば大きな問題にはなりません。皆さんも、今住んでいる『家』の今後について、一度ご家族で話し合ってみてはいかがでしょうか?
※スマートフォンでAR動画のQRコード(本紙PDF版23ページ参照)を読み込んでから写真にかざしてください。
