- 発行日 :
- 自治体名 : 三重県伊賀市
- 広報紙名 : 広報いが 2025年12月号
■こどもたちが主役のまちへ-契約監理課-
「こどもの権利」と聞いて、あなたは何を思い浮かべますか?権利は誰にも身近なものであり、未来を担うこどもたちにとっても重要です。私はこどもを持つ親として、こどもの権利について考える機会が増えました。ニュースでこどもへの虐待事件が報道されるたびに胸が締めつけられます。小さな命が助けを求めても届かない現実に「どうしてこんなことが起こるのだろう」と考えずにはいられません。こどもの権利を守るには、家庭だけでなく、社会全体で支えていくこが大切だと強く感じています。
今年3月に策定した「伊賀市こども計画」では、改めてこどもの権利について深く考えさせられました。この計画では、「みんなが主役!!“ともに成長し、明るく・楽しく・笑顔そして自信にみちあふれる”伊賀市」を基本理念としています。こどもたちが安心して遊べる場所があること、健やかに学べること、必要な医療を受けられること、そして何より自分の意見を大切にしてもらえること、これらすべてが、こどもの権利を守るための重要な要素です。
しかし、現実にはいじめや貧困、障がい、国籍などを理由にした差別によって苦しむこどもたちがいます。計画では、問題を家庭や学校だけに押し付けず、地域や行政が力を合わせ、社会全体で支える具体的な施策が示されています。
こどもの人権を守るために私たち大人にできることは、こどもの声を聴き、思いを尊重すること。そして、「あなたは大切な存在だよ」と伝えることだと思います。こどもたちが「みんなが主役」と感じられることは、誰もが住みやすい社会につながるはずです。親として、地域の一員として、私もできることから行動していきます。小さな一歩が、こどもたちの未来を明るくすると信じています。
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