子育て [特集]ミライへの第一歩ー紀南高等学校2年生がインターンシップー

紀南高等学校では5月2日から6月20日までのうち7日間、2年生の生徒12名が10か所の町内外の事業所で、インターンシップを実施しています。
これは、インターンシップをとおして明確な進路意識や望ましい職業観、勤労観の育成等、キャリア教育を推進することなどを目的として、行っているものです。
紀宝町役場には島田(しまだ)伶菜(れいな)さん、廣里(ひろさと)優得陸(ゆうり)さんがインターンシップに訪れ、5月2日と9日の2日間、企画調整課で広報広聴係として、町内各地での取材や記事の作成を行いました。
2人は重い一眼レフカメラをしっかりと持って写真を撮り、緊張しながらも一生懸命インタビューして、記事を作りました。
[インターンシップ生紹介]
紀南高等学校2年生 島田伶菜
Profile
特技:絵を描く、耳を動かす
長所:負けず嫌いなところ
挑戦したいこと:苦手なことに挑戦したい

紀南高等学校2年生 廣里優得陸
Profile
特技:友達を作る
長所:明るく元気なところ
挑戦したいこと:貯金を増やしたい

■さまざまな角度で物事を考えるきっかけに
三重県立紀南高等学校
奥藤(おくとう)達万(たつま)教諭
紀南高等学校では、2年生の希望する生徒がさまざまな職場に行って、どのような仕事があるのかを経験しつつ、物事の見方や視野を広げてもらう、インターンシップを実施しています。
実際に働く人がどういった想いで仕事をしているのかを知ったうえで、今後の進路選択について考えてもらうきっかけづくりになればと考えています。
私たち教員も、生徒がインターンシップに行った後、毎回、生徒が書いた日誌をチェックし、生徒が働くうえで気づいたことを確認しつつ、必要に応じて、異なる視点で考えてほしいことがあればアドバイスを行い、インターンシップという一つの経験を無駄にしないように心がけています。
インターンシップに行くと、今までだと一つの考え方しかできなかった生徒が、インターンシップを終えて、いろいろな考え方を持てるようになり、人としての成長を感じます。
生徒には、インターンシップをとおして、働く人の仕事との向き合い方や取り組み方を学ぶことで、視野を広げ、多角的に物事や相手のことを考える経験を積んでほしいと思います。

■Interview
◇まちかどエクササイズを取材
まちかどエクササイズが5月9日、神内福祉センターで開催されました。内容は、音楽に合わせてのエクササイズやボイストレーニングなどで、このエクササイズには、認知機能の維持・向上、口腔機能や心肺機能の強化に効果があるといわれています。
まちかどエクササイズに10年以上参加している国重(くにしげ)さんと小田原(おだはら)さんの2人にお話を伺ったところ、「年代に合っていてやりやすい」や「健康になれるうえに楽しい」と話していました。

◇インターンシップ生を取材
紀南高等学校2年生の植地(うえじ)寿羽(ことは)さんは5月2日、グリルいなせでインターンシップを行いました。仕事内容は、お客さんへの料理の提供や店内の掃除で、植地さんがこのインターンシップを選んだ理由は「昔から、飲食店に興味があったため」と話していました。
今回、インターンシップをとおして、学びたいことは「接客の仕方、働くことの大切さを知りたい」と話しており、実際にインターンシップをしてみて、「想像以上に難しかった」と話していました。