- 発行日 :
- 自治体名 : 京都府長岡京市
- 広報紙名 : 広報長岡京 2025年6月号
■消費者トラブル
電力会社に委託されたと名乗る業者から、「分電盤の点検をする」と電話があったのでお願いすることにした。点検後「分電盤が古いので漏電する可能性もある。危険なので交換した方がいい」と言われ、約23万円の交換工事の契約をした。しかし、契約する電力会社に確認したところ「その業者と当社は関係がない」と言われた。
■知っておこう
無料点検に訪れ、「すぐに交換しなければ漏電して火事になる」などと不安をあおり、分電盤の交換を迫る手口がみられます。住宅用分電盤の交換時期を定めた法律はありませんが、「法律で交換が定められている」と言われる事例もあります。
分電盤を含む家庭用の電気設備については、4年に1回の法定点検が電力会社に義務付けられています。また、法定点検の場合は、必ず事前に書面で通知の上、登録調査機関の調査員証を携帯した調査員が訪問し、無料で確認を行います。
分電盤は経年劣化により故障する可能性があります。まずは法定点検をきちんと受け、心配な場合は電力会社に相談してください。また、分電盤に限らず、点検を持ちかける突然の電話や訪問には気を付けましょう。知っておこう
問合せ:長岡京市消費生活センター
[受付]火曜日を除く平日(午前9時~正午・午後1時~4時)
【電話】955-3179