子育て はぐくみ♡コラム(9)

■幼児期の子育て
幼児期は、心も体も大きく成長する時期です。この時期の子どもは、自分でできることややりたいことが増え、自分の気持ちを言葉にします。また、遊びを通じて友達と協力する力を学ぶなど、社会性も大きく育っていきます。「できた!」という成功体験が自信につながり、次の挑戦を後押しします。
そんな幼児期に親や周囲の大人が大切にすることは「子どもが安心して生活できること」です。幼児は小さな挑戦を繰り返しながら成長します。初めてのことで、不安があったり、失敗することがあっても立ち上がれるのは、そばで見守ってくれる大人がいるからです。できたことを褒めるだけでなく、挑戦した気持ちを認めることで、子どもの自己肯定感が育ちます。
幼児期は「言葉と感情」が大きく伸びる時期です。子どもが自分の気持ちをうまく表現できず泣いたり、怒ったりすることは自然なことです。大人が気持ちを言葉にしてあげることで、少しずつ自分の感情を理解し、相手に伝える力へとつながっていきます。
さらに「遊び」は幼児にとって最高の学びになります。工作やルールのある遊びの中で想像力や協調性が育ち、自然の中で体を動かすことで五感も豊かに発達します。テレビやデジタル機器の時間を減らし、子どもと一緒に手足や頭を存分に使って遊びましょう。
子育てには迷いや不安がつきものです。完璧な親である必要はありません。子どもは親の笑顔から安心感を得て、色々なことに挑戦します。子どもと一緒に楽しむ時間を大切にすることは、子どもの心の根っこを太く強く伸ばし、これからの未来をしなやかに生き抜く力を育むとともに、幼児期の子育てが親にとって大きな財産となります。

問合せ:子育て支援課