くらし 特集 関西将棋会館1周年 芥川町まちあるき(1)
- 1/55
- 次の記事
- 発行日 :
- 自治体名 : 大阪府高槻市
- 広報紙名 : 広報たかつき(たかつきDAYS) 令和7年12月号 No.1453
■芥川宿エリア AKUTAGAWASHUKU
高槻城があった江戸時代ににぎわった西国街道の宿場町。旅籠や商店が建ち並んだ街道沿いには今も町家がいくつか残り、現代のまちなみに溶け込んでいる。最近は町家や古民家をいかした店もでき、新旧が調和
・昔ながらの町家が残る道をゆっくり歩くと、ここに流れる歴史のかけらに気づく
「どこかノスタルジック」
・出格子(でごうし)が美しい町家が残る西国街道。黒や漆喰で塗った窓枠などは芥川宿の町家の典型
□高槻つーしんライター
リナティさん(本紙写真左)
□たかつーアンバサダー
あんちゃんさん(本紙写真右)
高槻のローカルWEBメディア「高槻つーしん(たかつー)」で市民目線の情報を発信。小学生以来高槻暮らしのリナティさんは冬場は地元の温泉「祥風苑」がお気に入り。あんちゃんさんは子育てを機に高槻へ。自然豊かな環境もカフェめぐりも満喫中
◆暮らしと歴史が共存 時間がゆっくり流れるまち
JR高槻駅から徒歩圏内、関西将棋会館の北西あたりに江戸時代の旧街道、西国街道があります。宿場町・芥川宿があった通りは、駅からすぐとは思えないほど穏やか。新しい建物と当時の面影を残す町家が調和し、時折車や自転車が行き交う暮らしの道となっています。
どこかのんびりした空気感は、街道を中心とした南北のエリアにもあります。往時を伝える古跡と、おしゃれで個性的な店が集まる古くて新しいまちは、まちあるきにぴったり。とくに西国街道から1本南の道は、地元で「中道」と呼ばれるそうで、昭和の頃の古民家が住宅街のなかに並ぶ細い小道。迷路のような路地もあり、目当ての店を探す楽しみがあります。
○仇討の辻
地元には、武士道に関する美談として、江戸時代の書『続近世畸人伝』などにも取り上げられた「仇討ち」の舞台になった場所との言い伝えが
「左の道は関西将棋会館へつながる抜け道」
○リザルブ珈琲店
鮮度にこだわり、自家焙煎した豆を注文ごとに挽いて淹れてくれる。アンティークの家具や照明などを眺めながら、コク深くて余韻が残る一杯をゆっくりと味わうのは、格別なひととき
「最後の一滴までおいしい」
○芥川一里塚
一里(約4km)ごとに街道に置かれた目印で、府の指定史跡。通常はエノキを植えるがここはなぜかムクノキ
「NHK連続テレビ小説のオープニングのロケ地!」
○Kashi Kashi
開放的な明るい空間で、店主手作りの焼菓子と紅茶が楽しめる。店名を冠したブレンド紅茶は上品な味わいで、ミルクティーにするのもおすすめ。定番のリンツァトルテなどとも好相性
「店舗デザインで国際的な賞を受賞した空間!」
◆路地を探して出合うほっこりできる時間
※料理の内容やメニューは季節によって変わる(10月現在)
○nowa cafe
古民家を改装した店内は、実家のような安心感。1階は子連れで、2階は大人のみ。地元の旬野菜をたっぷり使った定食は、子どもと分けて食べられるよう味付けは控えめで、最後まで飽きずにおいしくいただける
「子どもも大人も満たされる空間」
・西国街道から路地に入ると、この先に何が!?という感じの小道がたくさん
○LUCU CAFE
インドネシア好きの姉妹が営むカフェ。ランチはごはんとおかずを盛り合わせた「ナシチャンプル」のみで、混ぜながら食べてもおいしい。東南アジア版ぜんざい「ブブールインジン」はもちもち食感が楽しい
「手作りスパイスが本場の味を再現」
「看板犬のももちゃんがお出迎え」
○かき氷とパフェ mikaku
季節のフルーツをふんだんに使用し、旬のおいしさを堪能できるよう工夫。卵の風味をいかしたプリンのパフェも、複数のフルーツの上に乗せている。テイクアウトスイーツも
「フルーツ好きにはたまらない」
