- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県養父市
- 広報紙名 : 市広報やぶ 2025年12月号(第261号)
■12月を彩る!温かな祝祭の過ごし方
早くも12月となり、私のルーツがあるカナダやコロンビアでは、お祝いをしたり家族団らんを楽しんだりする大切なホリデーシーズン(クリスマスシーズン)を迎えました。
カナダのホリデーシーズンは多様で、サンタクロース・パレードやクリスマスだけでなく、ユダヤ教のハヌカ、先住民の冬至など、多文化・多信仰に基づく祝祭が各コミュニティで行われます。これらの祝祭では、異文化交流として近隣住民や友人を家庭に招き、料理を振る舞うという習慣があります。さらに、首相も祝祭日を迎える国民に向けてメッセージを発信し、多様なコミュニティを称えます。宗教的な理由でお祝いしない人々も大勢いるため、各家庭で静かに過ごすケースや、長期休暇を利用して米国のフロリダ州、メキシコ、キューバといったリゾート地を訪れる人も多くいます。
一方、キリスト教徒が大多数を占めるコロンビアでは、12月7日の夜に自宅の玄関や窓際などにキャンドルやランタンを灯す「ろうそくの日」が、クリスマスシーズンの始まりを告げます。各家庭や街中では、クリスマスツリーと共にキリスト誕生のミニチュア飾り「ペセブレ」(馬小屋と人形の模型)が飾られ、家族の幸せを祈ります。クリスマス・イブ前の一週間は、「ノベナ」(9日間の祈り)を行い、「ペセブレ」の周りでキャロルを歌い、「ナティージャ」や「ブニュエロ」などの伝統料理を囲んで地域の住民や家族との団らんを楽しみます。街中はライトアップされ、また、各家庭からはクリスマスの音楽が聞こえるなど夜遅くまで賑やかです。
同じクリスマスという祝祭でも、カナダとコロンビアでは、歴史、文化、社会経済、気候といった要因が複雑に絡み合い、その過ごし方や意味合いが大きく異なる点が興味深いです。養父市の皆さんも、温もりと笑顔、喜びに満ちた年末年始をお過ごしください。
