- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県市川町
- 広報紙名 : 広報いちかわ 2025年12月号
感性豊かな人・まちづくりをめざして
◆この一年間を振り返って人権の視点から
早くも師走となりました。年末の風物詩となっているのが、「今年の漢字」です。世相を表す漢字一字が京都の清水寺で発表され、その様子がニュースで放映されます。今年の漢字は何になるのでしょうか
『今回は、この一年間の人権に関する事象を取り上げ、それぞれを漢字一字で表してみます。』
[博]《大阪・関西万博 多文化共生》
今年は、なんといっても大阪・関西万博の開催でしょう。今回の万博のテーマは、「いのち輝く未来社会のデザイン」で、4月13日から10月13日までの184日間、開催されました。約2700万人の来場があり、大盛況のうちに閉幕しました。イノベーションによる持続可能な未来社会の創造とともに、世界中の文化を知り、多文化共生社会の創造に向けた情報発信の場でもありました。
[賞]《ノーベル賞 生命・環境》
今年も二人の日本人の業績にノーベル賞が贈られました。昨年のノーベル平和賞に続いての快挙でした。
一人目は、生理学・医学賞に選ばれた坂口志文氏(大阪大学免疫学フロンティア研究センター特任教授)。
坂口氏は、制御性T細胞の発見をはじめ、免疫研究の実績が評価されました。
二人目は、化学賞に選ばれた北川進氏(京都大学理事・副学長、高等研究院特別教授)。
北川氏は、微細な物質を入れ込む「金属有機構造体(MOF)」の開発が認められました。この研究は、気候変動対策での二酸化炭素回収や、化学を利用したプラスチック汚染の削減など、地球規模の大きな問題の解決につながる可能性があると評価されました。
[平]《戦後八十年 平和への願い》
今年は終戦から八十年の節目の年でした。戦争の記憶を持っている人々の数が年々少なくなり、記憶の風化が危ぶまれています。この人権シリーズでは、毎年八月は、戦争についての話題を取り上げてきました。今年は、その貴重な戦争の記憶を持っておられる住民の方の体験談を掲載し、多くの町民の方に平和への願いを届けました。政府でも総理の八十年談話が発表されました。その談話の中で「今だからこそ、若い世代も含め、国民一人一人が先の大戦や平和のありようについて能動的に考え、将来に生かしていくことで、平和国家としての礎が一層強化されていくものと信じます。」と述べています。
[寛] 《インターネット上の人権侵害》
今年もインターネットによる人権侵害が後を絶ちませんでした。プライバシーの侵害、誹謗中傷、デマの拡散、ネットいじめなどがあります。また、個人への誹謗中傷により命を奪われる事態も起こっています。少しのことで、個人を攻撃するような行為は、決して許されるべきものではありません。
利用者一人一人のマナーが問われるとともに、日本人が大切にしてきた「寛容」の精神について、考える必要があると感じます。
[制]《部落差別解消の取組》
今年の7月、町では「部落差別の解消の推進に関する条例」を制定しました。
現在もなお部落差別が存在するとともに、情報化の進展に伴って部落差別に関する状況の変化が生じていることを踏まえ、部落差別のない市川町を実現するため、この条例が定められました。また、町民すべての基本的人権が尊重され、部落差別を解消する必要性に対する町民一人一人の理解を深めるよう努めることにより、偏見を払拭し、部落差別のない市川町をめざします。
《お知らせ》
◆人権啓発映画会
「荒野に希望の灯をともす」 ★参加無料
○12月13 日(土)10時開会
○文化センター ひまわりホール
※詳しくは広報と同時配布した映画会案内チラシをご覧ください。
問合せ:生涯学習課 人権教育啓発係
【電話】26-0001
