くらし 〔市民のひろば〕~シリーズで「ユマニチュード(R)」技法をお伝えします~

20.食べ物は認識しやすく、選択しやすく
狭くなった視野からも食べ物が認識できるよう相手の目の高さまで上げ、視野に入れた後に口に運んでみてください。一皿ずつ目の前に出して選ばないで良い状況を作ったり、指で挟んで食べられる形にすると食が進む場合があります。

21.どこかへ行ってしまおうとするのは、不安の表現
認知症の人がどこかへ行ってしまおうとするときには、今いる場所に不安を感じていることが多いです。「ここにいて大丈夫だ」と本人が安心できる、好きなことを提案してみてください。これも重要な介護の技術です。

☆「ユマニチュード(R)」とは「人間らしくある」ことを意味するフランス語の造語です