- 発行日 :
- 自治体名 : 奈良県天理市
- 広報紙名 : 広報「町から町へ」 2025年6月号
【櫟本幼稚園・北保育所にご縁のある皆さんから「思い出・感謝のメッセージ」をたくさんいただきました。】
櫟本北こども園の開園に伴い、櫟本幼稚園・北保育所で閉園・閉所式が行われ、感謝の気持ちを伝えるための催しに、こども達、職員、地域の人々が参加しました。
催しでは、これまで地域と共に取り組んできた思い出を振り返るとともに、櫟本北こども園で新しいスタートをきるこども達にエールが送られました。
地域に支えられ73年間こども達を見守ってきた櫟本幼稚園、同じく50年間こども達を見守ってきた北保育所は、令和7年4月より櫟本北こども園として新たにスタートしています。
卒園生や地域の人たちの「楽しかった・ありがとう」の言葉が溢れたメッセージツリーが飾られました
○櫟本幼稚園一期生で、お茶会の指導をされてきた仲嶋節子さん
昭和27年「櫟本町立櫟本幼稚園」として設立した年に年長さんとして入園され1年で卒園。また2人のお子さんも櫟本幼稚園に入園し、2世代に渡り、同じ幼稚園に通われました。
櫟本幼稚園創立50周年の記念事業で和室ができ、炉が設置されてから23年間、園児達にもわかりやすい言葉でお茶会の指導をしていただきました。
また、入園・卒園式やクリスマス会の時には、華道やフラワーアレンジメントで式場を華やかに彩られるなど、親密に園と関わってこられました。
「日々の友達の輪の中でこそ協調性は培われるので、櫟本北こども園に行っても友達との楽しい思い出をたくさん作ってほしい」とこども達へエールを送られました。今後は櫟本北こども園のこども達と初釡の開催を予定されています。
○北保育所の保護者駐車場を管理し、こども達を見守り続けてこられた奥田晃祥さん
3人のお子さんが北保育所の修了生であり、昭和49年、自宅の前に北保育所が開所した時からこども達を見守り続けてこられた奥田さん。
開所当時は5台ほどしか車を駐められず、徒歩や自転車で送り迎えをする人が多い一方、保育所の前の道はスピードを出す車が多く事故が起こらないか心配されていました。そこで、市からの協力依頼もあり平成17年に保護者駐車場を設置し、約30台の車を駐められるようしたことで、多くの人が車で送り迎えできるようになり、安全面でも貢献されてきました。
櫟本北こども園に統合するにあたり、今の思いを伺うと「北保育所には50年間お疲れ様でしたという気持ちです。祭りや運動会の練習太鼓の音が懐かしいです」と心境を語ってくださいました。
問合せ:秘書広報課広報室
【電話】内線439