くらし 人権コーナー

■「自分らしさ」
「男のくせに泣くな」「女のくせに偉そうに」、こんな言葉を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。何気ない一言のように思えるかもしれませんが、これらの言葉は性別によって人の行動や感情を制限し、その人らしさを否定してしまう暴力にもなり得ます。
私たちが目指したいのは、誰もが「自分らしく」いられる社会です。
男女共同参画って、性別にとらわれずに、一人ひとりが自分の力を発揮して、対等に社会に関わっていけることだと思います。そのためには、まず私たち一人ひとりが、気づかないうちに持っている思い込みに目を向けて、ふだんの言葉や行動をちょっと見直してみることが大切です。
「男なんだから強くなきゃ」とか「女の子なんだから控えめに」っていう固定観念は、ときに人の可能性を狭めたり、苦しさを生んでしまうことがあります。でも、感情を表すことも、夢を追いかけることも、性別とは関係ありませんよね。
「○○のくせに」っていう言葉にちょっと立ち止まってみること。そして、お互いの違いを認め合うこと。それが、みんなが安心して暮らせる社会につながっていくのではないでしょうか。

問合せ:人権推進課
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