スポーツ 〜高取で頑張る『高取人』〜「高取オール寿」
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- 発行日 :
- 自治体名 : 奈良県高取町
- 広報紙名 : 広報たかとり 令和7年8月号
■~あの時の感激をもう一度~
皆さんは、本町で活躍する野球チーム「高取オール寿」をご存知ですか。
「高取オール寿」は、昭和41年に高取中学校が奈良県野球大会で初優勝した時のメンバーで平成15年に結成した野球チームです。活動のきっかけは、「あの時の感激をもう一度味わいたい」というシンプルな思い。
今月は、「一生現役」の精神を持ち続けて頑張る高取オール寿の皆さんを取材しました。
■活動の歴史
チーム結成当初の平成15年から10年間は、中学時代の恩師(監督)・門田完夫さんが初代監督を務めました。この10年間、各地で開催されている寿野球に参加して好成績を収めた高取オール寿。
平成28年からは日本生涯還暦野球連盟主催のおじいちゃんの甲子園大会に参加。平成29年の第2回大会から第6回大会まで、5期連続出場という功績を残しました。
この頃からチーム強化のため、町外の球友も積極的に勧誘した結果、60歳以上の還暦チームと70歳以上の古希チーム、合計約60名規模の野球チームに拡大しました。
■日々の練習
高取オール寿は、毎月2回健民グラウンドで練習しています。炎天下の中、メンバー全員の50歳以上とは思えない機敏な守備とパワフルなスイングは圧巻。
「一生現役」という精神が、日々の練習の原動力となっているようでした。
■第9回おじいちゃんの甲子園
7月5、6日、全国から選抜された49チームが戦う「滋賀国体DS競技軟式野球大会」が滋賀県内の6会場で開催され、全国の地区大会を勝ち抜いたチームが一堂に集まり、頂点を目指しました。
今年は還暦の部(60歳以上)37チーム、古希の部(70歳以上)12チームが集まり、それぞれの力を発揮しました。
ベース間の距離を短くしたり、90分時間制で最長七回までにしたり、おじいちゃんの甲子園ルールに変更しています。
中にはプロ野球で活躍した選手が在籍するチームもあり、ハイレベルな戦いが繰り広げられました。
■試合の行方は…
県北SG大分(大分県)との準決勝戦に挑んだ古希チーム。2回裏、大分の中軸に連打を許し2点を先制されるも、3回裏下位打線で作ったチャンス、ツーアウト満塁から3番山本のライト線2塁打、4番大谷のレフト前ヒットで4点を奪い逆転。4回にも6番駒田のホームランで追加点を奪い、5回裏攻撃中にタイムアップ。5対2で決勝進出を決めました。
翌日のシルバー岩手(岩手県)との決勝戦では、1回裏、ツーアウト2塁から4番大谷のレフト前ヒットで1点先取も2回相手4番のホームランで同点となり、その後4回まで1点ずつ取り合うデッドヒート。5回裏・長短3安打で2点を失うも、その裏、4球にヒットを重ね、2・3塁から内野ゴロとエラーで同点に追いつきました。最終回、2アウトから連打で2点を失い、その裏の攻撃も三者凡退。
6対4で惜しくも敗れましたが、最後まで輝いた堂々の準優勝!本当におめでとうございます。
※詳細は本紙をご覧ください。