- 発行日 :
- 自治体名 : 奈良県下北山村
- 広報紙名 : 広報下北山 2025年12月号
浄化槽は、家庭や事業所から排出される汚水を処理し、清潔な水を河川や海に戻す重要な設備です。浄化槽が適切に機能していないと、水質汚染や悪臭等の衛生問題を引き起こす可能性があります。そのため、浄化槽の設置者には、適正な管理が法律で義務付けられています。(清掃・保守点検・法定検査)
3つの義務で水環境を保全しましょう
◆清掃
▽1.浄化槽清掃の実施
浄化槽内に蓄積された汚泥や浮遊物が処理能力を低下させ、正常に動作しない原因となることがあります。清掃を定期的に行うことで、浄化槽が常に最良の状態で稼働し、環境に与える影響を最小限に抑えることができます。
清掃は年1回程度(全ばっ気方式の浄化槽は概ね6か月に1回程度)必要です。
◆保守点検
▽2.保守点検の実施
浄化槽は複雑な機械設備であり、故障や不具合を未然に防ぐために定期的な点検・消毒剤の補充等が必要です。点検を通じて、機器の調整や部品の交換を行い、長期間にわたって安定した運転ができるようにします。
保守点検業者による年3回以上の点検が必要です。
◆法定検査
▽3.法定検査の実施
浄化槽の設置後、法令に基づき定期的な検査が義務付けられています。法定検査は、浄化槽の性能や安全性をチェックするために必要です。
法定検査は年に1回必要です。
■合併浄化槽への転換が推奨されています
河川や水路の水質汚染は、台所や洗濯、風呂等の生活排水が原因です。生活環境を守るため、生活排水の適正な処理が水環境を守ります。現在、「汲み取り便槽」「単独処理浄化槽」を設置しているご家庭は、「合併処理浄化槽」への転換を推奨しています。
設置費用等は、要件に合致すれば補助制度が利用できます。
詳しくは、住民課浄化槽担当者までお気軽にご相談ください。
問い合わせ先:住民課
【電話】6-0002
