- 発行日 :
- 自治体名 : 奈良県下北山村
- 広報紙名 : 広報下北山 2025年10月号
■病気知らずの元気村~健康しもきた豆知識(5)~
「身体活動と運動」
令和5年度の本村国民健康保険の主な疾患別医療費の割合をみると、筋・骨格疾患の占める割合が県、国と比較して高く、患者数も多いです。また、平均要介護期間が奈良県では男性で1.55年、女性では3.29年となっています。本村では男性が2.79年と県内最下位、女性は4.48年で県内35位と介護期間が県内でも長くなっています。要介護者の有病率をみると筋骨格疾患が占める割合が高くなっていることから、介護予防を含め、早期からの運動習慣の獲得・体力づくり・筋力づくりが求められます。
本村では交通手段が自家用車中心で運動施設も少なく、運動習慣が得づらい環境です。子どもたちも室内遊びが中心となり、屋外での活動が減少しています。保健事業等を通じて運動の機会の提供や自宅でできる運動の紹介を行い、日常生活に合った運動を無理なく取り入れることを推進します。また、骨粗しょう症検診の導入を通じて、早期からの筋・骨格疾患予防に取り組んでいきます。健康的な暮らしを目指して、村全体で運動習慣を広げていきましょう。
▽みんなの目標
・子どもから高齢者まで、運動する機会を積極的に取り入れよう
・少しの距離なら車やバイクに乗らず歩こう
・元気にウォーキングしよう
※平均要介護期間:介護が必要な状態(要介護認定を受けた状態)になってから亡くなるまでの平均期間