子育て 保健師コラム

■気をつけましょう!知らないうちに傷つけている「お子さんはまだ?」「二人目は?」
新婚さんや若い夫婦に出会うと、つい、子どものことを聞きたくなりますが、実は妊娠できなくて悩んでいるカップルは少なくありません。結婚したら当然のようにこどもを授かるものと思い込んでいる方もいますが、子どもを持ちたいと希望してもなかなか妊娠しないカップルは10組に1組以上といわれています。
また、一人目を授かっても、二人目を妊娠することが困難な「二人目不妊」で悩んでいる方など、6人に1人が生涯のいずれかの時期に不妊を経験すると推定されています。
さらに、親切心でよかれと思って周囲が安易に不妊治療をすすめることも大きな負担になることがあります。さまざまな不妊治療の選択肢があることも、カップルの負担になる場合があり、本人同士でゆっくりと話し合い納得して選択することが大切です。
安心して子育てするためには、妊娠・出産などに対するプレッシャーを受けることのない環境を周囲が整えることは不可欠です。次世代を担うこどもを産み育てる方たちをあたたかく見守ってあげましょう。

高野町子育て世代包括支援センター(住民健康課内)では、妊娠・出産・子育てに関する悩みや不安に寄り添い、「高野町で子育てしてよかった」と思っていただけるように、サポートしています。【電話】0736-56-5600

問合せ:保健師
【電話】0736-56-3000