- 発行日 :
- 自治体名 : 島根県出雲市
- 広報紙名 : 広報いずも 2026年2月号
トキが暮らしやすい環境にするためには、エサとなる生き物を増やすことが最も大切です。1年をかけて季節ごとのトキのエサとなる生き物の調査を行ったところ、冬のエサが、春から秋に比べて、かなり少ない結果となりました。そこで、トキのエサや、冬のエサを増やす方法を紹介します。トキが暮らしやすい環境づくりの参考にしてください。
■1.トキのエサ
トキのエサは田んぼや湿地にすむ生き物です。ドジョウやカエル、オタマジャクシのほか、バッタなどの昆虫、タニシやミミズなども食べます。稲や野菜は食べません。
■2.トキがエサを採る場所
トキがエサを採る場所は、主に田んぼで、季節や田んぼの状況によりエサを採る場所を変えます。
稲が生長する夏は、周辺のあぜや草地、ビオトープでエサを採ることが増え、冬には、水が張ってある田んぼや江(え)と呼ばれる田んぼの脇の深み(水路)でエサを採ることが増えます。
■3.冬のエサを増やす方法
冬のエサを増やす代表的な方法は次のとおりです。
(1)ビオトープの設置…トキは浅い水深で、草があまり生えないよう管理されたビオトープをよく利用します。
(2)江の設置…江とは、田んぼの脇に設置する深み(水路)のことです。田んぼに水がない時期に、ドジョウなどの良い避難場所となります。
(3)冬期湛水…稲刈り後の冬の田んぼに水を張ることで、たくさんの生き物が住む環境がつくられます。
※ビオトープの設置等は補助金の対象となるものもあります。詳しくはお問い合わせください。
■4.トキ放鳥をめざして
これまでに出雲生まれの59羽のトキが、佐渡島で放鳥されています。トキ分散飼育センターのトキもこれから繁殖期に入ります。出雲生まれのトキが出雲の空を舞う姿を期待しながら、ヒナの誕生に向け今年も頑張っていきます。
問合せ:農業振興課(出雲市トキ分散飼育センター)
【電話】20-1350
