くらし 地産地消コーナー OH!まいがな出雲!

地元でとれる食材のおいしさを再発見してもらい、積極的に消費してもらいたい!地元食材や生産者に親しみをもってもらい、地域への愛着を深めてもらいたい!との思いで、いろいろな情報をお届けします。

■Vol.61 神話の国で生まれた「神紅(しんく)」
「神紅」は、シャインマスカットとベニバラードを掛け合わせて作られた島根県オリジナル品種のぶどうで、十数年の歳月をかけて開発されました。
皮ごと食べられる大粒の果実は、鮮やかな紅色と芳醇な香りを持ち、その糖度は20度以上と驚くほどの甘さを誇ります。
島根県内でのみ栽培が許されており、出荷にあたっても糖度や大きさ、色、形などの厳しい基準をクリアしたものだけが出荷されています。

◆神紅の生産に携わる倉橋さんにお話を伺いました。
「神紅」農家 倉橋孝夫さん~

◇栽培のきっかけ
もともと県の農業技術センターの職員で、神紅の開発に関わっていたこともあり、退職後、農家として神紅栽培に携わっています。

◇神紅の魅力
神紅の魅力は、なによりその味。同様に皮ごと食べられるシャインマスカットより甘く、また紅茶のアールグレイのような香りと、スナックのようなパリッとした食感があります。

◇栽培の苦労
開発から間もないこともあり、まだ栽培技術が十分に確立されていないので、味はもちろん、房の形や色付きなどがより良くなる方法を、試行錯誤しながら栽培しています。
品質を高める技術は、栽培農家みんなで共有しながら、栽培の普及に努めていきたいです。

◇神紅の今後に向けて
神紅の栽培を広げて、もっと多くの人に神紅の美味しさを知ってもらえるようになれば嬉しい。島根ぶどうの代表、デラウェアに追いつけるよう頑張っていきたいです。

今月の担当:農業振興課
【電話】21-6557