- 発行日 :
- 自治体名 : 島根県益田市
- 広報紙名 : 広報ますだ 令和7年5月号
■一般会計
279億300万円(前年度当初比3.08%の増)
※歳出については、性質別分類にて表示しています。
■主な事業
令和7年度の一般会計の予算は、279億300万円となり、前年度の予算と比較して8億3,300万円(3.08%)の増額となっています。
歳出においては、LINEを活用した情報発信や地元体験プログラム構築などにより、市内高校を卒業した若者の還流・定着を図る若者還流・定着推進事業、バス路線の廃止に伴い影響を受ける児童・生徒に対する代替措置として、西益田地区においてバスの運行を行う通学特化型バス運行事業、令和7年4月より給食費を増額することに伴い、保護者の急激な負担増加を軽減するための学校給食費負担軽減経費、観光誘客につながる魅力的なイベント等の取組への支援や、誘客力の高いコンテンツである石見神楽を全国に発信する観光誘客支援事業、国が進めるGIGAスクール構想の実現や教職員のICT活用指導力の育成および校務の負担軽減のための情報教育特別対策費、老朽化等により建物の維持・管理が困難となっている雪舟の郷記念館の施設改修を行う雪舟の郷記念館整備事業などを実施します。
歳入においては、市税収入は53億9,822万円となり、前年度より5,332万円(1.0%)の増額、地方交付税については91億2,000万円となり、前年度より1億7,000万円(1.9%)の増額を見込んでいます。
将来の負担となる市債については、20億110万円となり、前年度より1億510万円(5.5%)の増額となっています。また、歳入の不足を補うために、財政調整基金を7億円取り崩しています。
■目的別分類による歳出の状況
※増減率は令和6年度当初予算額との比較になります。
■用語解説
・一般会計…行政運営を行うための基本的な経費を網羅した地方公共団体の基本となる会計
・自主財源…市が自主的に収入できる財源
・依存財源…国や県から交付、割り当てられる財源
・市税…市民税や固定資産税など、市民の皆さんに納めていただく税収入
・地方交付税…税収などでは財源が不足する場合でも一定の行政水準を確保できるよう、国から交付される地方固有の財源
・国県支出金…補助対象事業の実施状況に応じて、国や県から交付される補助金など
・市債…公共施設の建設など、市が一度に多額の支出を必要とする場合に認められる長期の借入金
・公債費…市債の元金と利子の支払に要する経費
■特別会計
※歳入歳出同額となります。
※皆増…前年度に数値がなく、全額増加したもの
■公営企業会計
◆『特別会計』とは…
特定の歳入歳出を一般会計とは区別して処理するための会計で、国民健康保険事業のように特別会計の設置が法律上義務付けられているものや、駐車場事業のように条例によって設置を定めているものがあります。
益田市には、5つの特別会計があります。
※市有林事業特別会計および土地区画整理事業特別会計は、令和6年度末をもって廃止となりました。
※国民健康保険事業特別会計における美都・匹見澄川・匹見道川診療施設勘定は統合され、令和7年度から直営診療施設勘定となりました。
◆『公営企業会計』とは…
地方公共団体の行う事業のうち、水道や下水道など、主としてサービスを利用する方からの料金収入をもって、当該事業に要する経費に充てる会計のことを指します。
使用料金などを主な収入として施設の維持管理や借入金利息返済などを行う収益的収支と、企業債などを主な収入として施設の建設や借入金元金返済などを行う資本的収支に分けられます。
問い合わせ先:市財政課
【電話】31-0604