- 発行日 :
- 自治体名 : 島根県益田市
- 広報紙名 : 広報ますだ 令和7年5月号
■そもそもDMOとは?
D…Destination(観光の目的地)
M…Management(経営)/Marketing(調査、分析、戦略)
O…Organization(組織)
市民のさまざまな関係者と連携し、観光地域づくりを行う取組です
※詳しくは本紙をご覧ください。
これまで、各事業所や自治体はそれぞれが個別で益田市の観光振興や地域の活性化に取組んできましたが、今後、人口の自然減少が続く中で、個々の事業者や団体などとのつなぎ役(かじ取り役)を担う観光地域づくり法人(DMO)を設立し、単なる観光業の発展にとどまらず、益田市が抱える様々な地域課題への対応や活性化の取組など、地域振興の一翼を担う中心的な組織となれるよう取組を進めていきます。
その益田版DMOの推進主体となる「一般社団法人ますだプライドクリエーション」を設立しました!
(R7.3.25 候補 DMO登録)
■目指すビジョン
▽「豊かな自然のもとで、人と人とのつながりがあるまち益田」
かつて海に国境のない中世の時代に輝きを放ったまち「益田」。ここ益田を治めた領主益田氏は、益田の地理と地域資源を活かし、人とものが盛んに行き交う日本海交易を積極的に進め、この地に経済的繁栄と政治的安定をもたらしました。また、こうした人とものの交流は、他市にない独特な歴史文化を築き上げてきたと言われています。
今、私たちの住む益田市は、三里ヶ浜海岸をはじめとした美しい日本海、水質日本一に何度も輝いた清流・高津川、国定公園匹見峡など、豊かな自然に囲まれています。また、中世益田が味わえる日本遺産をはじめとした歴史文化遺産や石見神楽などの伝統芸能は、今もなお当時のまま残り受け継がれています。
そして、益田への来訪者が、そこで出会った人々と触れ合うことで益田が好きになる、益田の人が好きになる、あの人に会いに益田に来るというように、「ひと」がキーワードとなって様々なつながりや交流が生まれています。
さらに、空の玄関口「萩・石見空港」があることは、日本国内だけではなく、世界各国からも来訪者が訪れること、誘客を図ることが可能となるなど、益田市には他市にはない地域資源や魅力が多くあります。
過疎発祥の地であり人口減少が進む益田市にとって、「豊かな自然」や「歴史文化」、そして「ひと」などの益田特有の地域資源を守り活かし、地域内消費の拡大を図り、地域産業の活性化につなげる取組を進めることが、益田版DMOの目指す姿につながるのではないかと考えています。
■このような体制で取組んでいきます!
益田市の様々な事業者の皆さんにワーキンググループに参画いただきながら、益田市の課題解決に向け、取得したデータを基に考えられた戦略を実施し、地域が一体となって取組むことにより、地域全体で稼ぐ力を身につけ、かつ地域活性化や産業振興にもつなげていきます。
現状では来訪者がどこから来たのか、どんな目的で来たのか、市内でいくら消費したのかなどのデータは取れていません。今後、収集方法について検討し、データを収集していく予定です。
また、益田版DMOの理解を深めていただくために、市民の皆さんへの説明会や市公式ウェブサイト等により周知を図っていく予定です。
詳細が決定しましたらお知らせしますので、ご理解・ご協力をよろしくお願いします。
問い合わせ先:一般社団法人 ますだプライドクリエーション
〒698-0024 益田市駅前町17-1 益田駅前ビルEAGA1階
【電話】32-3070