くらし のるイコごうつ 運用が始まっています!(1)
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- 発行日 :
- 自治体名 : 島根県江津市
- 広報紙名 : かわらばん 2025年12月号VOL.888
■のるイコごうつの事業概要
運行日:月曜日~土曜日
ただし、国民の祝日に関する法律に規定する休日(祝日、振替休日等)と12月29日~1月4日は運休。
運行時間:午前8時~午後5時
実施主体:江津市
運送主体:有限会社浅利タクシー(江津市委託事業者)
運行区域:江津東部地域
波積町、黒松町、後地町、都治町、浅利町(浅利海水浴場入口バス停留所以東)、松川町(市村・上河戸・下河戸・上津井・畑田)
※注意 上記の地域を越えて運行することはありません。
■AI乗合交通〝のるイコごうつ〟とは
「自宅からバス停や駅まで遠い」「バスが減便されて不便になった」このような課題の解決に向けて、江津市で運用を開始したのが「のるイコごうつ」です。
「のるイコごうつ」とは、従来の公共交通とは異なり、AI(人工知能)を活用した乗合交通で、みなさんの移動を「もっと便利に」「もっと自由に」することを目指しています。
■AI乗合交通の仕組み
AIとデータ分析技術を使った新しい公共交通で次のポイントが強みです。
(1)利用者の予約状況に併せて、AIが車両のルートを最適化します。(図1)
※図は本紙をご覧ください。
(2)固定されたルートや時刻表がないので、予約した時間に合わせて運行できます。
(3)AIが自動で配車をコントロールするので、急な予定にも対応できるスマートな運行システムです。
■導入の背景
高齢化や運転免許証自主返納が進む中で、公共交通へのニーズが高まっています。しかし、その一方で、鉄道やバスといった既存の公共交通機関が利用できない「交通空白地」が広がっており、移動手段の確保が大きな課題となっています。
たとえ、地域内に鉄道やバスが通っていたとしても、「自宅からバス停までが遠い」「交通量の多い道路を横断しなければならない」といった理由から、公共交通の利用が困難な現状があります。特に中山間地域では人家が点在しており、従来型の時刻表や路線が固定されたバスでは効率的な運行が難しく、利用者にとって不便なものとなっています。また、路線の減便や廃止の理由は、乗務員不足や利用者の減少によるものが大きく、地域公共交通にはより効率的なサービスの提供が求められています。
こうした課題の解決を目指して導入されたのが、AI乗合交通「のるイコごうつ」です。交通空白地をカバーする多くの乗降場所、時刻表に依存しない柔軟な運行、そしてAIを活用した効率的な配車など、地域住民の移動手段として新たな可能性を示しています。
■こんな人におすすめ!
・バス停や駅まで遠くて移動が大変
・車を持たず、公共交通機関に頼りたい
・通院・買い物に便利な手段をお探しの人
用途は問いません!寺社へのお参り、子どもの習い事、百歳体操、サロンなんでもOK
■市内路線バスの廃止・減便状況
▽令和6年3月31日 (1)有福線(周布~有福温泉~江津)の廃止
▽令和6年4月1日~ (2)波積線(江津~浅利~大家)の減便
▽令和6年10月1日~ (3)江津川本線(江津~川戸~石見川本)の減便
問合せ:地域振興課
【電話】0855-52-7926
