- 発行日 :
- 自治体名 : 島根県江津市
- 広報紙名 : かわらばん 2026年1月号VOL.889
■お酒と上手に付き合うコツ
新しい年が始まり、親戚や友人と集まる機会も増える1月。
ついついお酒の量が増えてしまう…という人も多いのではないでしょうか。
楽しい時間だからこそ、健康のことも意識して、ちょっとだけ飲み方を工夫してみませんか。
▽飲酒が身体に与える影響
飲酒で摂取したアルコールの多くは小腸で吸収され、血液にのって全身を巡った後に肝臓で分解されます。アルコールは全身の臓器に影響を与えるため、飲みすぎは様々な病気のリスクが高まります。影響のあらわれ方は年齢や性別、体質、その日の体調などによって異なります。厚生労働省の飲酒ガイドラインでは、お酒の影響を受けやすい3つの要因が示されています。
▽お酒の影響を受けやすい3つの要因
(1)年齢の違いによる影響
高齢になると、体内の水分量が減るなどの理由で同じ量のアルコールでも酔いやすくなります。過剰な飲酒は認知症のリスクを高め、転倒や筋力低下にもつながりやすくなります。一方、脳の発達が未熟な若年層は過剰な飲酒により脳機能の低下や高血圧のリスクが高まります。
(2)性別の違いによる影響
女性は男性より体内の水分量が少なく、アルコールを分解する働きも弱いです。また、女性ホルモンの影響でアルコールに対し敏感な体質であることが知られています。
(3)体質の違いによる影響
アルコールの分解に関わる酵素の働きには個人差があり、遺伝的に酵素の働きが弱い人は顔が赤くなったり、吐き気を起こしたりしやすくなります。日本人の約4割がこの体質であると言われています。
▽飲酒と病気の関係
飲酒ガイドラインでは、病気と飲酒量との関係が紹介されています(表1)。病気によっては少量の飲酒から発症リスクが高まるものもあり、注意が必要です。
過度な飲酒は病気のリスクを高めるだけではなく、急性アルコール中毒を引き起こす恐れもあります。大量のアルコールを短時間で摂取すると、意識障害や呼吸異常など命に関わる状態になることがあります。また、長期の多量飲酒はアルコール依存症を招く要因にもなります。
▽楽しくお酒を飲むために
・適度な飲酒を心がけよう
1日の飲酒量の目安は、成人男性で純アルコール量20gまで、高齢者や女性はその半分とされています純アルコール量は下記の計算式で求めることができます。(表2)
・休肝日を作ろう
アルコールを分解し、体外に排出するときに内臓、特に肝臓への負担は大きくなります。最低でも週に1日は休肝日を作りましょう。理想は週2日です。
・水分をこまめに摂ろう
飲酒をすると、アルコールの利尿作用で脱水状態になりやすくなります。お酒を飲む前、お酒を楽しむ間、寝る前にコップ1杯程度の水を飲むようにしましょう。水分補給をすることで体の負担を小さくすることが大切です。
・空腹での飲酒を避けよう
胃がからっぽの状態でお酒を飲むと、すぐにアルコールが吸収され悪い酔い方の原因になります。また、強いお酒は胃の粘膜に直接ダメージを与えてしまいます。食事と一緒にゆっくり飲みましょう。
▽一人で悩まず、お酒の問題を仲間と話してみませんか?
断酒会は、酒で悩んでいる人や家族が集い、お互いに励まし合い、酒害から回復して酒のない新しい生活を始めることで、社会の信頼を回復できるよう支援する自助グループです。ありのままを語り合える人と出会い、仲間とよりよい断酒生活を送ることができます。酒害に悩んでいる人や家族は、一人で抱え込まず、断酒会に参加してみませんか?市広報で毎月開催日時、連絡先を掲載していますので、ぜひチェックしてください。
▽表1 病気の発症リスクを高める飲酒量(純アルコール量)

出典:厚生労働省「健康に考慮した飲酒に関するガイドライン」
▽表2 純アルコール量の計算式
酒の量(mL)×アルコール度数(%)÷100×0.8=純アルコール量(g)
例えば500mlビール(アルコール度数5%)だと…
500ml×5÷100×0.8=20g
▽アルコールウォッチ
飲酒した場合の純アルコール量とアルコール分解時間を簡単に把握できます(二次元コードは本紙掲載)。
出典:厚生労働省ホームページ
問合せ:健康医療対策課健康増進係
【電話】0855-52-7935
