- 発行日 :
- 自治体名 : 島根県奥出雲町
- 広報紙名 : 広報奥出雲 令和7年12月号
■海洋ゴミの8割は陸で発生したゴミなんです
海岸のゴミというと、漂流ゴミや漁具(網・ロープ)、船からの落下物など、海上で生じた問題と思われがちです。しかし実際には、海洋ゴミの約8割が川を通じて内陸(上流地域)から流れ込んだものです。道路側溝にたまったゴミや、農業・工業由来のプラスチック片などが、雨水や河川の流れによって海へ運ばれていきます。
これらの海洋ゴミの約8割はプラスチック類です。分解されにくいプラスチックは、太陽光・酸素・波の影響で細かく砕け、マイクロプラスチックや、さらに微細になると顕微鏡でしか確認できないナノプラスチックと呼ばれるようになります。こうした微細なプラスチックは、微生物や魚類などに取り込まれ、食物連鎖を通して濃縮されることで、最終的に人体に取り込まれる可能性があります。人体への影響としては、消化器系の炎症、内分泌・免疫系の乱れ、喘息、肺炎、がんリスクの増加などが懸念されています。
ポイ捨てされたプラスチック包装やペットボトル、ビニール袋、農業用マルチシートの破片、肥料袋の飛散、建設現場や工場から出るプラスチック片、発泡スチロールなどは、風雨によって流されやすく、河川を通じて海に流れ込むことがあります。
上流部に住む私たちも、海洋ゴミの原因となるものを出さないよう、日頃から心がけていきましょう。
問合せ:環境政策課
【電話】54-2513
