- 発行日 :
- 自治体名 : 島根県奥出雲町
- 広報紙名 : 広報奥出雲 令和8年1月号
8月に、たたら製鉄を起源とする奥出雲の農林畜産業が世界農業遺産に認定されたことを受けて、12月20日、「世界農業遺産認定記念シンポジウム」がカルチャープラザ仁多で開催されました。当日は丸山達也知事をはじめ、多くの来賓のご出席のもと、町内外から約200人が参加し、今後の奥出雲の農業や棚田の保全・継承、世界農業遺産の認定をどのように活用していくかを考える機会となりました。
基調講演では、東京大学の八木信行教授が「農業遺産の保全・活用と未来への継承」と題して講演。世界各地の認定地域の事例を紹介し、プロセスやシステムの違いを特徴に、価値を高めていくことの重要性を示しました。
横田高校を卒業の京都大学人文科学研究所の藤原辰史教授は「奥出雲人の尊厳と世界農業遺産」をテーマに講演。奥出雲の農業や暮らし、自然環境の価値を現代社会における心や人間の「回復」に繋げることや、先人の知を集積することの重要性について語られました。
パネルディスカッションでは、教育テック大学院大学の大和田順子教授をコーディネーターに、奥出雲町で農業や観光事業に取り組む方々4名をパネリストとして、実践者の経験や、今後の事業について発表があり、奥出雲の未来を見据えた視点から、今後の取り組みへのヒントを得る機会となりました。
今後は、奥出雲の農業の保全・継承を進めるとともに、世界農業遺産の認定を定住や観光の振興などにつなげ、地域の活性化を図っていきます。
