- 発行日 :
- 自治体名 : 島根県邑南町
- 広報紙名 : 広報おおなん 令和8年1月号
Eerolla on asiaa
フィンランド出身国際交流員による、フィンランドや邑南町の話
■第28回 世界幸福度ランキング第一のフィンランド
フィンランドは世界一幸せな国だと言われていることをご存知でしょうか。2025年の世界幸福度ランキングで第1位となり8年連続となりました。実は、私を含めてフィンランド人自身も、本当にそんなに幸せなのか?と驚いています。そこで今回は、年々行われた幸福度報告とそれを参考にしたメディアの情報をもとに考えてみましょう。(参考文献:イギリス1、米国2、フランス3、スウェーデン4、日本5とフィンランド6、7の新聞記事)
▽世界一幸せな国の理由
◎フィンランド人の気質、公共機関や社会環境の基盤にある信頼感
フィンランド人は、周囲の人に対して相手が助けてくれる、約束を守ってくれることを信頼します。普段の会話では、話したいことの要点を中心に伝える話し方でコミュニケーションを取ります。自分が伝えたいことを隠さずそのまま伝えますし、相手の言葉をそのまま受け取ることが普通でフィンランド社会がお互いを信頼することを基盤に築けていると実感しています。
その背景には、税金で賄われている社会保障制度やみんなに無償な教育、そして公共サービスの充実度の高さがあり、貧富の差は基本的に小さいということが挙げられます。
入学と進学、就職についての競争があまり激しくなく自分の将来に対してなんとかなる。といったポシティブな期待感がベースにあります。自分の生活する環境に対する態度は、「一度、二度失敗しても、また、次の機会がある」という人と社会に対する信頼感を表す物事の受け取り方から発生するのではないかと考えられます。
◎自然にすぐアクセスできる
国土の73%が森林であり、湖水面積が1割近いフィンランドは森、湖、または公園がとても近いです。都会でも長くとも2百メートルの距離で自然が待っています。見るだけより毎日散歩ができる公園や森は、ストレス軽減や睡眠の質向上になり、全体的な幸福感を促進し、平等に誰でも楽しむことができます。それというのも、フィンランドの森は、所有権に関わらず誰でも入ることができ、ベリーとキノコを取ることができるのです。
◎日常に十分に満足している
大体のフィンランド人は、日常生活に豪華で派手なことを求めるより自分は持っていることが十分に思っているらしいです。自然に触れること、食事を摂ること、仕事から遅くない時間に帰って余暇に趣味を楽しむ日常茶飯事でも聞こえることがフィンランド人の静かな充実感に繋がります。幸福感より充実感は特徴的だそうです。
◎サウナの効用と楽しさ
定期的にサウナに入ること(週1、2回)はフィンランド人の特徴です。サウナはストレス解消、血行促進、美肌効果などの心身の健康に役立ちます。フィンランドにおいては、更に、人と人を繋げる役割も果たしています。サウナには家族か友人と一緒に入っておしゃべりを楽しむのが普通で、公共サウナでは一緒に入っている人と会話ができ、誰とでもコミュニケーションをとってみて面白い出会いの機会です。
◎えーろの感想
フィンランドの幸福度ランキングに関する可能な理由についてでしたが、今回はフィンランドの強みに思われるいくつかの点について書いてみました。いかがだったでしょうか。フィンランド人の生活、世界観と考え方などについて町民の皆さんと話をしてみたいと思います。ぜひ声をかけてみちゃんさいね!
参考の記事:
1)BBC,2025年4月7日‒What it’s like to live in the happiest country on earth
2)NCBC,2025年3月19日‒Finland is the happiest country in the world for the eighth year in a row
3)France24,2025年3月20日‒La Finlande restele pays leplus heureux au monde pour la huitième anné consécutive
4)Svensk Institut,2024年6月27日‒Finland är världens lyckligaste land ‒ vad betyder lycka för konkurrenskraften?
5)Yahoo! Japan,2025年8月31日‒「世界一幸せな国」フィンランドに行って分かった「なぜフィンランド人は将来に不安を感じないのか」
6)Business Finland,2024年3月20日‒Why is Finland the happiest country for the 7th time?
7)Yle,2025年1月6日‒Kolme Suomeen muuttanutta kertoo, miksi olemme maailman onnellisin kansa
