- 発行日 :
- 自治体名 : 岡山県高梁市
- 広報紙名 : 広報たかはし 2025年4月号(246号)
■嚥下(えんげ)障害について
池田(いけだ)三根(みね) 栄養室長
「嚥下障害」とは、食べ物や飲み物を口で取り込み、食道から胃へと送り込むことが円滑にできなくなることです。飲み込みにくい状態が続くと、食べ物や飲み物がうまくとれないため脱水や低栄養につながります。
食べ物が誤って気管や肺に入り込むことを「誤嚥(ごえん)」といい、窒息や誤嚥性肺炎の原因にもなります。
通常の食事形態ではむせたり、飲み込むことが困難になった人の嚥下機能のレベルに合わせて、飲み込みやすいように形態やとろみ、食塊のまとまりやすさなどを調整した食事を「嚥下食」と言います。
当院では、日本摂食嚥下リハビリテーション学会より発表された「嚥下調整食分類2021」に沿った食事を提供しています。
飲み込みに不安がある人は、早めにかかりつけ医にご相談ください。
また、当院でも管理栄養士による栄養指導(予約制)を行っていますのでご利用ください。
※「嚥下調整食2021」の分類分けから抜粋
◇嚥下調整食の例
ミキサーとろみ
きざみとろみあんかけ
軟菜
粥ゼリー
問合せ:成羽病院
【電話】42-3111