くらし 人にやさしい、人がやさしいまちづくり ～地域共生社会の実現に向けて～

障害のある人は、社会生活を送るうえで、不便さや困難さを感じる場面がありますが、周囲の理解やサポートによって解消できる場合があります。障害のある人もない人も、お互いのことを大切にし、助け合い支え合う、人にやさしい、人がやさしいまちづくりをめざして、一人ひとりができることを考えてみましょう。

■障害をより深く理解しましょう
障害にはさまざまな種類があり、状況も人それぞれです。外見からは分からない障害もあります。先入観や思い込みで判断しないように注意しましょう。

■情報伝達や意思疎通について
障害の特性によって、情報伝達や意思疎通などが困難な場合があります。音声・文字・手話など、その人に合った方法で、ゆっくり・はっきり・簡単な言葉で・丁寧に・繰り返し説明することが大切です。

■合理的配慮の提供とは
障害のある人から社会生活を送るうえで制約をもたらす事柄(社会的障壁)への対応について意思が示されたとき、必要な配慮を行うことです。令和6年4月から改正障害者差別解消法が施行され、行政機関だけでなく事業者などにも合理的配慮の提供が義務化されました。

■建設的対話を心がけて
合理的配慮の提供にあたっては、社会的障壁を取り除くための対応について、障害のある人と事業者などが共に解決策を検討する「建設的対話」が重要です。対応が難しい場合でも、対話を通じて代替案を見つけていきましょう。

■権利擁護の推進
障害により、判断能力が不十分な人の権利や尊厳を守り、支援することを権利擁護といい、成年後見制度※など、法律面でもさまざまな支援が行われています。権利擁護を実現するためには、本人がどのような生活を送りたいのか丁寧に確認し、その希望の実現のため、社会全体で支え合っていくことが大切です。
※成年後見制度…判断能力が不十分な人の財産管理や身上監護を、代理権や同意権・取消権が付与された成年後見人などが行う仕組み

問合せ：障害者支援課
【電話】0834-22-8463【FAX】0834-22-8464