くらし 阿波市地域包括支援センターです

~高齢者の暮らしを守る「権利擁護」とは~

■高齢者が自分で決めて自分らしく生きる支援に「権利擁護」があります
日々の生活の中で、私たちが「自由に自分で決めることができる」「安心して暮らせる」といった「当たり前」のように思えることは、実はとても大切な権利です。
私たちが安心して暮らしていくためには、「自分の意思を大切にしてもらうこと」「安心して相談できる場があること」がとても重要です。そんな暮らしを支える仕組みのひとつが「権利擁護」です。

■「権利擁護」とは
「権利」とは、自分のことは自分で決めて、自分らしく安全に暮らすためのさまざまな権利のことです。
例:
・どこで誰と暮らすかを自分で決める権利
・医療や介護などのサービスを、自分の意思で選ぶ権利
・財産や年金を自分の意思で管理する権利
・意見や気持ちを尊重される権利
・暴力や詐欺などから身を守る権利など
こうした権利は、年齢にかかわらず、全ての人に保障されているものです。

■「権利侵害」とは
反対に、こうした権利が守られていない状態が「権利侵害」です。年齢や病気などによって判断力が低下したとき、体の動きが変化することで、自分でできないことが増えていきます。
また、お金の管理が難しくなることで、詐欺被害や虐待にあってしまう危険性が高まり、知らないうちに権利を侵害されていることがあります。

■誰もが安心して暮らせる地域に
高齢になっても「自分で決める」「自分らしく生きる」ことは当たり前に守られるべき権利です。その思いを地域で支えることが「権利擁護」の第一歩です。
私たち一人一人がお互いを尊重し合い、支え合える地域を一緒につくっていきましょう。

問合せ:阿波市地域包括支援センター
【電話】0883-36-6543