- 発行日 :
- 自治体名 : 香川県土庄町
- 広報紙名 : 広報とのしょう 令和7年6月号
■効果生みつつある域学連携
域学連携とは、大学と地域が連携して、地域課題の解決や地域づくりに取り組む活動のことです。現在、土庄町では、京都産業大学、武庫川女子大学、香川大学、徳島文理大学、せとうち観光専門職短期大学、東京農業大学の6校と包括連携協定を結んでいます。また、包括連携協定を結んでいない多くの大学においても、小豆島をフィールドワークの場所として様々な研究を行っています。地域資源の活用や新商品の開発、観光資源の発掘、歴史や文化の掘り起こし、移住、定住、災害対策、健康寿命の延伸など、多岐にわたる研究が行われています。
研究の発表を聞くと、若い方々の目線や島の外からの視点で小豆島に対する新たな魅力を再認識させられ、ワクワクした気持ちになることが多々あります。また、フィールドワークを通じて、小豆島の学生や地域の方々との交流も生まれ、訪れた学生たちの多くが、小豆島の自然豊かな景観や歴史、文化、多彩な産業が素晴らしいだけではなく、人々の優しさも感じられるとの声を寄せており、大変うれしく思います。
さらに、連携をきっかけに小豆島を訪れたことで、就職先として小豆島を選んだ学生もいるなど、各大学との交流の効果が実感できるようになっています。今後もおもてなしの心をもって学生を迎え入れ、地域の方々との交流や意見交換の場を作りながら、幅広い人間関係の構築が豊かな島づくりに繋がっていくことを期待しています。
「石チョコ」
香川大学瀬戸内地域活性化プロジェクトの学生と土庄町地域おこし協力隊、地元企業のコラボ企画から生まれました。