- 発行日 :
- 自治体名 : 高知県仁淀川町
- 広報紙名 : 広報によど川 2025年11月号
■「救えるはずの命を救う!」
今月は、東日本大震災の被害に遭われた方の体験談をお伝えします。
○「犠牲者を出さない的確な避難判断!」(女川町 男性の話)
地震発生時、町内会の役員をしていたため、すぐに近隣を見回って逃げ遅れた人がいないかなど、予め決めてあった地震時の対応策に従って行動しました。自宅は津波で床上浸水したのですが、2階は住むことができたので在宅避難をしながら、昼間は避難所で生活支援を行いました。
約1,200世帯、約3,000人の町内会で役員は30人おり、毎年、市の防災訓練だけでなく、町内会の自主防災訓練も行い、隣近所との付き合いも活発でした。
そのおかげで、この地区の多くの人は地震発生時の対応策や避難の判断も確かで、勤務先で亡くなった人はいても、自宅では地震や津波が原因で亡くなった人はいませんでした。
大地震を経験して、命を守り生きのびるためには防災の知識を学んでおくことに加えて、近隣との普段からのコミュニケーションが大切だとつくづく感じました。
問い合わせ:仁淀川町役場総務課危機管理室 防災アドバイザー 西森冨士夫
【電話】35-0111
