健康 3月1~8日は「女性の健康週間」です

女性は思春期、成熟期、更年期、老年期と、そのホルモン状態によって、また、妊娠・出産などのライフステージによって、男性とは違った心身の変化をしています。こうした変化に伴う悩みや課題は個人差があり、悩みを相談できずに我慢している人も多くいます。
健康で幸せな毎日を送れるよう、女性特有の健康課題について対応策を知り、管理しましょう。

市の各種検診もご利用ください
※詳しくは本紙をご覧ください。

厚生労働省が監修するホームページ「ヘルスケアラボ」では、トラブルへの対処法や相談できる医療機関などを紹介しています
※詳しくは本紙をご覧ください。

◆女性のライフステージごとの女性ホルモン(エストロゲン)分泌量と起こりやすい病気
◇思春期 10~20歳
・女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量
初経を経験し、性成熟期に向かって女性ホルモンの分泌量が増える

・月経のトラブル
思春期を含む月経のある女性の7~8割が月経のトラブルで生活、仕事、学業などに支障をきたしています。薬等を上手に利用することで症状が緩和されます。まずは、医師に相談しましょう。

◇性成熟期 20~40歳
・女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量
~妊娠・出産~ 女性ホルモンの分泌量が安定する

・起こりやすい病気
子宮頸がん、卵巣がん、乳がん

・次世代の健康
若い女性や妊婦の栄養問題は「次世代の子ども」の生活習慣のリスクを高めると危惧されています。妊娠に気づいてからではなく、妊娠する前から適切な食生活が、将来生まれてくる子どもの健康にとっても大切です。

◇更年期 40~60歳
・女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量
更年期に向かうにつれ、女性ホルモンの分泌量が低下。月経周期が変化し、閉経にいたる

・起こりやすい病気
子宮頸がん、卵巣がん、乳がん、更年期症状

◇老年期 60歳~
・女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量
女性ホルモンの分泌量がわずかになり、生活習慣病にかかりやすくなる

・起こりやすい病気
子宮頸がん、卵巣がん、乳がん、更年期症状、骨粗しょう症

◇更年期症状
症状には個人差があり、他の病気が隠れている可能性もあります。婦人科や女性外来などを受診して症状を緩和しましょう。
更年期症状:
・肩こり・腰痛・皮膚搔痒感・胃もたれ・疲れやすい・汗をかく・動悸・膣乾燥感・頭痛・不眠・気分がしずむ・のぼせ・イライラ・めまい

問い合わせ:保健福祉局健康推進課
【電話】093-582-2018