くらし ≪防災特集≫「もしも」に役立つ 日頃の備え(1)

『今日の課題』水害に備える
もしもに役立つ 日頃の備え

ステップ1 危険な箇所を確認
ステップ2 防災行動を計画
ステップ3 備蓄品・持ち出し品を準備
ステップ4 警戒レベルに応じて避難

梅雨など雨が多くなる季節は自然災害のリスクが高まります。災害が発生した時に適切な行動を取るためには、日頃の備えが大切です。改めて一つずつ確認しましょう。

◆ステップ1 住んでいる地域の災害リスクを知ろう~ハザードマップで確認~
自分が住む街の災害の危険性を調べ、避難所や避難経路などをチェックしましょう。

▽災害リスクを調べよう
市は、自宅付近にある災害危険箇所や避難所などを表示した「総合ハザードマップ」を、市ホームページ(「福岡市総合ハザードマップ」で検索)に掲載しています。
洪水・土砂災害・高潮・地震による揺れやすさ・津波などの災害の種別を選び、住所を入力すると、さまざまな災害リスクが重ねて表示されます。
雨が多くなる季節に備え、近くに川がある人は地域の浸水リスクのほか、雨量や水位情報にも注意してください。
また、アンダーパス(土地が低く大雨で冠水しやすい地下道や高架下)の場所も確認できます。
平常時からハザードマップを活用してリスクを調べ、避難所までの経路もチェックしておきましょう。
雨が降り出した時は、市ホームページ(「福岡市防災気象情報」で検索)から観測地点を選択すると、河川水位の詳しい情報が確認できます。

≪耳で聴くハザードマップ≫
視覚障がいがある人や小さな文字が見えにくい高齢者は、スマートフォンアプリ「耳で聴くハザードマップ」をご利用ください。
現在地(福岡市内)の気象情報やハザードマップに掲載されている災害リスク情報(浸水の深さ、土砂災害の危険の恐れなど)を読み上げてくれます。詳細は市ホームぺージ(「福岡市 耳で聴くハザードマップ」で検索)に掲載しています。

洪水・高潮などの各種紙版ハザードマップを情報プラザ(市役所1階)、各区役所情報コーナー、入部・西部出張所で配布しています。

問い合わせ先:防災推進課
【電話】092-711-4153【FAX】092-733-5861

◆ステップ2 わが家の防災行動計画を立てよう~マイ・タイムラインを作成~
事前に「マイ・タイムライン」を作成し家族で共有しましょう。

▽ウェブで簡単に作成
マイ・タイムラインは災害に備えて「いつ」「誰が」「何をするか」を時系列で整理するためのものです。
市ホームページ(「福岡市 マイ・タイムライン」で検索)のフォームに沿って、警戒レベルに応じた家族の行動計画や、ハザードマップで確認した自宅周辺の危険箇所、避難のタイミング、家族の連絡先などを入力すれば完成です。
作成したデータはスマートフォンなどに保存しておきましょう。

▽手書きで作成する場合
手書きで書き込めるシートが付いた作成ガイドを、情報プラザ(市役所1階)などで配布しています。市ホームページからダウンロードも可能です。

問い合わせ先:地域防災課
【電話】092-711-4156【FAX】092-733-5861

○防災を学ぼう
防災リーダー養成講座「博多あん(安全)・あん(安心)塾」

同講座は、地域や企業の防災リーダーの養成を目的とした講座です。
計5回の日程で、防災への心構えや避難所運営などを学びます。今年度は定員を増やして開催します。
修了者には、日本防災士機構が認定する民間資格防災士の受験資格が与えられます。
日時:10月4日(土)、18日(土)、25日(土)、11月15日(土)、22日(土)午前9時15分~午後5時30分
場所:市役所15階講堂
対象:市内に住むか通勤・通学する人(初受講者に限る)
定員:120人(先着)
料金:無料。
申し込み方法など詳細は6月1日以降に市ホームページ(「博多あん・あん塾」で検索)で確認するか、地域防災課(【電話】092-711-4156【FAX】092-733-5861)へ。