- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県福岡市
- 広報紙名 : 福岡市政だより 令和7年6月15日号
◆熱中症
熱中症は、暑さや激しい運動などで体温調節がうまく働かなくなり、体内の水分や塩分のバランスが崩れて発症します。
乳幼児は、体温調節機能が未発達で短時間でも発症する恐れがあるので、特に注意が必要です。また、高齢者は暑さや喉の渇きを感じにくくなる傾向があります。身近に高齢者がいる人は、熱中症予防のポイントを参考に、積極的に声掛けをお願いします。
熱中症は、屋内での発症も多く見られます。頭痛、目まい、立ちくらみなどの症状が出た場合は、体を冷やして水分と塩分を取りましょう。無理をすると、重症化する恐れがあります。体を休ませ、それでも回復しない時は医療機関を受診してください。
▽熱中症予防のポイント
【水分・塩分を補給する】
水分摂取量は1日当たり1.2リットル(コップ約6杯分)が目安です。喉が渇いていなくても小まめに補給することが大切です。スポーツ飲料や塩あめなどで塩分も忘れずに取りましょう。
【暑さを避ける】
風通しの良い服を選び、外出時は直射日光を避けるため、帽子や日傘を活用しましょう。
【気温と温度に気を配る】
昼夜を問わず室温が高くならないように、冷房や扇風機を使用して調節してください。
【体調を整える】
栄養バランスの良い食事と十分な睡眠を取りましょう。
◆感染症
例年、夏場には「夏かぜ」といわれる手足口病、ヘルパンギーナ、プール熱などの感染症が流行します。昨年は新型コロナウイルスの感染者の増加も見られました。
手洗いや咳(せき)エチケット、換気などの基本的な感染対策をしっかり行いましょう。
また、蚊やダニが媒介する感染症にも注意が必要です。やぶや草むらなどでマダニに刺されると重症熱性血小板減少症候群(SFTS)になったり、海外旅行で蚊に刺されるとデング熱等にかかったりします。長袖・長ズボンを着用し、サンダル履きは避けるなど、肌の露出を少なくして刺されないようにしましょう。
発熱や倦怠(けんたい)感など体調に異変を感じたら、早めに医療機関を受診してください。感染症情報については、市ホームページ(「福岡市 保健所」で検索)でご確認ください。
問い合わせ先:健康危機管理課
【電話】092-401-1769【FAX】092-406-5075