- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県筑後市
- 広報紙名 : 広報ちくご 令和7年11月号
■12月4日~10日は人権週間
私たち一人一人が人権について考え、日常生活の中で人権を尊重する心を育むための大切な期間です。
◇人権獲得の歴史
「人は生まれながらにして自由で平等な権利を持つ」という思想の原点は、18世紀後半のフランス革命と、そこで採択された「人および市民の権利の宣言(フランス人権宣言)」ですが、人権が「国際社会の普遍的価値」として確立されたのは、第二次世界大戦後の1948年12月10日に、国連で採択された「世界人権宣言」が始まりといわれています。
この宣言で、人種、性別、言語、宗教などによる差別なく、すべての人が生まれながらにして持つ権利と自由が定められ、それまで各国の国内問題とされていた人権の考え方が、国境を越えた人類社会の普遍的な価値として確立されました。
日本でも明治時代に、自由民権運動の中で「人は自由・平等である」という近代思想に基づき、国会開設や参政権などが要求されました。現在の日本国憲法にも、その基礎となる人権の思想が盛り込まれていて、これは長年にわたる人々の闘いの成果でもあります。
◇誰もが自分らしく生きられる社会を目指して
私たちは、誰もが等しく自分の幸福を追及する権利を持っています。この権利が尊重されるには、性別、年齢、国籍、障がいの有無などにかかわらず、誰もが自分らしく生きられる社会でなければなりません。
まず相手を理解し、お互いを認め合うことが大切です。この機会に、人権の大切さについて一緒に考えてみませんか。
問合せ:人権・同和教育課
【電話】65-7039
◆人権を考える市民のつどい
日時:12月7日(日)14:00~16:00
場所:サザンクス筑後(小ホール)
内容:講演会「生きることのもう一つの意味~小説
『あん』でハンセン病回復者の人生を描いた理由~」
講師:ドリアン助川さん(作家・歌手・明治学院大学国際学部教授)
入場料:無料
託児:あり(無料。未就学児。11月28日(金)17:00までに要予約)
※申し込み不要。手話通訳
※要約筆記あり。
問合せ:人権・同和教育課
【電話】65-7039
◆人権週間講演会
日時:12月6日(土)13:00~16:00
場所:クローバープラザ(春日市原町)
内容:講演会「小さな声から人権を考える~ともに生きる社会をめざして~」
講師:栁優香さん(弁護士・社会福祉士)
入場料:無料
託児:あり(無料。未就学児。12月5日(金)17:00までに要予約)
※申し込み不要。手話通訳
※要約筆記あり。
問合せ:県人権啓発情報センター
【電話】092-584-1271
