子育て オレンジリボン・児童虐待防止推進キャンペーン

■“愛の鞭” 育つのは、痛みだけ。
令和6年度、市が受け付けた虐待相談件数は118件です。これは、実際に市内で118人のこどもが虐待を受けた数になり、相談は年々増えています。虐待は殴る・蹴るなどの暴力だけでなく、「産まなければよかった」といった言葉や無視も含まれます。家族の怒鳴り声や暴力、夫婦げんかをこどもが見ることも虐待につながり、深い心の傷につながります。

◆叩かない・怒鳴らないしつけを考える
叩く・怒鳴るなどの体罰や暴言によるしつけをすると、こどもは親を恐れるようになります。親の顔色をうかがい行動するようになり、SOSを出せなくなります。

◆恐れではなく、信頼で育てる
昔は「叩いてしつけることがこどものため」と考えられていましたが、今では体罰がこどもの心や発達に悪影響を与えることが分かっています。叩かれることでこどもは「何が悪いか」を考えるのではなく、「叩かれるのが怖いからやめる」と感じるだけになりやすいのです。また、体罰を受けた人が同じように自分の子を叩いてしまう「体罰の連鎖」も問題です。恐怖ではなく、対話を通じて理解を育むしつけが、今の時代に求められています。

◇あなたの電話で救われるこどもがいます
【電話】189(いちはやく)
通話料無料、24時間365日受付
虐待かもと思ったらお電話ください。匿名でも構いません。お住いの地域の児童相談所につながります。

◇子育て中の方へ
【電話】0120-189-783(いちはやくおなやみを)
通話料無料、24時間365日受付
子育ての悩みは誰にでもあります。親がSOSを出したい時もあります。イライラも、悩みも、相談してください。

問合せ:子ども相談係
【電話】内線1187
【ID】0039982