- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県筑紫野市
- 広報紙名 : 広報ちくしの 令和7年11月号
■~認知症と共に自分らしく生きる~
▼あたらしい認知症観(にんちしょうかん)
高齢化が進む中、認知症に対する考え方も少しずつ変わってきています。「新しい認知症観」とは、「認知症になったら何もできなくなるのではなく、認知症になってからも、本人ができること・やりたいことがあり、住み慣れた地域で希望をもって自分らしく暮らし続けることができる」という考え方のことです。
また、現在では、認知症があっても活躍している人が増えており、認知症に対する捉え方も大きく変わりつつあります。

認知症になっても、本人ができることを続けられるように、本人の思いや生活を尊重し、支えていけるまちにしていきませんか。
○本人の意思や気持ちを尊重
周囲の人は、本人の話に耳を傾け、選択や判断する機会を確保することが必要です。
○その人らしさを大切に
記憶や判断力に変化があっても、本人の価値観や感情、好みは尊重され、誰もが自分らしく暮らす権利があります。
○できることを生かそう
介護や支援は「できないこと」を補うことはもちろん、「できること」を引き出し維持させることも大切です。日常の習慣や小さな役割などが生きがいにつながります。
○地域や社会で支えあう
認知症であっても安心して暮らせるまちを作るためには、家族だけでなく、地域や行政、医療・福祉関係者など社会全体での連携が欠かせません。
▼認知症(にんちしょう)かもしれないと気(き)づいたら早(はや)めに相談(そうだん)を
早期に対応することで、症状が軽くなったり進行を遅らせたりすることができる可能性があります。ひとりで抱え込まずに、必要な支援を受けましょう。
▼認知症(にんちしょう)の相談窓口(そうだんまどぐち)
○地域包括支援センター
高齢者や家族の暮らしを支援するための相談窓口です。介護や医療、福祉など幅広い分野の相談に応対します。
・地域包括支援センターむさし
【電話】925-2775
・地域包括支援センター天拝の園
【電話】918-5788
・地域包括支援センターちくしの荘
【電話】926-2871
○かかりつけ医、もの忘れ相談医
日頃より、健康状態を診てくれるかかりつけ医を持つことは大切です。また、もの忘れや認知症についての不安は、ものわすれ相談医にご相談ください。
※詳しくは市ホームページをご確認ください。
ID:2600
既存の活動やつながりを大切にしつつ、地域に関わるさまざまな人や団体が、できる範囲で支え合う取り組みは、地域包括ケアシステムの取り組みです。市でも、このような取り組みが広がるよう支援しています。
問合せ:高齢者支援課
