- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県志免町
- 広報紙名 : 広報しめまち 2025年6月号
平成21年の大雨災害。当時23歳だった消防団の臼井さんは、真っ暗な中、浸水した道路を歩いて、やっとの思いで招集に応じました。数日かけて、何十キロもある土のうを作ったり運んだりしたそうです。
臼井さんは、「日頃の訓練で培った体力と精神力、そして町を守りたいという使命感があったから、きつくはなかった」と語りました。
今回の表紙は、そんな臼井さんの、災害に向き合う強い意志と町を思うそのまなざしを、雨からの目線で撮影してみました。
雨は恵みでありながら、時に災害の脅威にもなります。日頃から、水資源を大切にし、災害への備えを意識することが、安全な暮らしにつながります。
志免町では、今後も、安全な水の供給とともに、町民の皆さまの防災意識の向上に取り組んでいきます。本格的な梅雨を迎えるこの時期だからこそ、この特集が、日々の暮らしを見つめ直すきっかけとなり、節水や防災への小さな行動につながれば幸いです。