子育て すくすく育て あしやっ子 NO.196

■ただ読むだけじゃない!家庭でできる読書活動
こどもにとって「読書活動」は、「言葉を学び、感性を磨き、表現力を高め、創造力を豊かなものにし、人生をより深く生きる力を身につけていくうえで欠かすことのできないもの」と『子どもの読書活動の推進に関する法律』に記されています。このように、読書をすることは、こどもの世界を広げるうえで必要不可欠な活動です。ここでは家庭でできる読書活動を3つ紹介します。

(1)読書会
これは親子で同じ本を読み、感想を伝え合う方法です。こどもの年齢に合わせて、親がこどもに読み聞かせたり、こどもが読むのを親が聞いたり、それぞれ読書したりなどさまざまな方法で取り組むことができます。感想を交換したり、ノートに書き留めて交換ノートのように伝えたりなど伝え方もさまざまです。
同じ本を読んでも、印象に残る言葉や場面は人それぞれです。感想を書き、伝えることで、違う価値観を知ることができます。また、「もう一度読んでみようかな」というきっかけづくりにもなります。

(2)図書館・本屋探検
本を読むためには、まず本を選ばなければなりません。図書館や本屋に親子で出向き、本との出会いの場を積極的につくってみましょう。インターネットでは、自分の興味のあるものしか目につかず興味が偏ってしまいますが、多種多様な本を実際に見ることで、新たな興味が芽生えるかもしれません。

(3)読書コーナーづくり
読書に集中するためには、落ち着くことができる空間が必要です。照明や椅子、クッションなど、心地よい空間を親子でつくってみましょう。本棚はこどもが手の届く高さに設定し、いつでも好きな時に読めるようにすることが大切です。季節を感じることができるものを飾りつけたりすると、こどもの興味を引くことができます。
家庭での読書活動の形は、無限大にあります。ライフスタイルやこどもの興味などに合わせて、読書を楽しめる方法を見つけてみませんか?

問合せ:社会教育係
【電話】223-3546