しごと 唐津コスメティック構想ミニ講座(50) ～県外自治体との原料栽培に関する意見交換～

唐津・玄海地域を中心とする、佐賀県に美容・健康産業の集積地をつくり、コスメに関連する自然由来原料の供給地となることを目指す「唐津コスメティック構想」。
今回は、熊本県庁や南阿蘇村役場と行った意見交換会についてお届けします。

●県外自治体との意見交換
市では、令和4年10月からライフスタイルブランド「THREE(スリー)」を展開する(株)ACRO(アクロ)などと連携し、水はけと風通しに優れている上場台地の特性をいかしローズマリーやティーツリーなどコスメ原料栽培による産地化に取り組んでいます。
また、同時期に同社が原料栽培を開始した熊本県阿蘇郡南阿蘇村でも、天然の伏流水が豊富な土地柄をいかしたゼラニウムやレモングラスなどのハーブ栽培が行われており、令和7年8月現在で、両県合わせた植物の栽培状況は、25種類以上、東京ドーム約1.5個分(約8万平方メートル)の面積になっています。今年10月には(株)ACROの呼子蒸留所のオープンを機に、熊本県庁や南阿蘇村役場の職員が唐津市を訪問され、ほ場や蒸留所の視察のほか、本市と意見交換を行いました。県外自治体と、地場産業の振興や交流人口拡大に向けた取り組みなどについて意見交換や交流を行うことができ、有意義な時間となりました。

●呼子に新スポット誕生!
▽国産精油が生まれる蒸留所「THREE Aroma Distillery(スリーアロマディスティラリー)」
THREEの精油蒸留所が10月にオープンしました。精油蒸留所では、唐津市や玄海町の自社農園で育てたハーブから精油を抽出するプロセスを見学でき、オリジナルアロマディフューザー作りなどの体験型ワークショップもあります。唐津の自然の魅力を体感できる場所です。ぜひ足を運んでみてください!

問合せ：コスメティック産業振興室
【電話】53-7148