- 発行日 :
- 自治体名 : 佐賀県唐津市
- 広報紙名 : 市報からつ 令和7年6月号(Vol.245)
◆「住宅用火災警報器」を設置しよう
消防法や唐津市火災予防条例で平成23年6月からすべての住宅に設置することが義務付けられました。住宅火災から命を守る小さなお守り、万が一に備えて「住宅用火災警報器」を設置しましょう。
古くなると電子部品の劣化や電池切れで火災を検知しなくなるおそれがあります。設置から10年を目安に交換しましょう。
《令和7年度九州一斉住宅用火災警報器普及啓発キャンペーン実施中(6/1~7)》
住宅火災による被害の軽減を目的に九州の各消防本部(局)が一斉に実施する啓発運動です。
建物火災での死者数の割合は「住宅火災」が90%を超えていて、原因は「逃げ遅れ」が40.6%です。また、住宅火災での死者数の割合は、65歳以上の高齢者が74%を超えています。
逃げ遅れを防ぐため、住宅用火災警報器を設置することがとても有効です。
◆住宅用火災警報器が命を守った事例
▽寝室で作動その(1)
就寝中、掛け布団が電気ストーブに触れ、布団を焦がし、寝室の住宅用火災警報器が鳴動(めいどう。気づいた居住者が、急いで水をかけ大事に至らなかった。
▽寝室で作動その(2)
居住者が寝たばこをしてしまい、布団から発煙し、寝室の住宅用火災警報器が鳴動。気づいた居住者が、布団を風呂場へ持って行き、浴槽の水に浸し、大事に至らなかった。
▽階段上部で作動
1階の台所から出火。2階で就寝中の居住者が、階段の住宅用火災警報器の鳴動に気づき、119番通報し避難できた。
▽台所と寝室で作動
居住者が調理中に就寝してしまい、鍋から発煙し、台所と寝室の住宅用火災警報器が鳴動。隣人が警報音と臭いを確認し119番通報。
出典:消防庁ホームページ
【HP】http://www.fdma.go.jp
Qどこに設置すればいいの?
A寝室に付けましょう
就寝時間中に火災が発生し、逃げ遅れが原因で亡くなる人が多いため、寝室への設置が必要です。2階に寝室がある場合は、階段の上部にも設置が必要です。
A台所にも備えましょう
台所への設置は義務ではありませんが、火災発生の危険が高い場所のため設置をおすすめします。
Qどんな種類があるの?
A煙式と熱式があります
住宅用火災警報器には煙を検知する「煙式」と熱を検知する「熱式」があります。いち早く火災を検知する煙式を付けましょう。台所に設置する場合で煙や蒸気が滞留する場合は熱式にすることもできます。住宅の設置場所や環境に合わせて、選びましょう。
◆住宅用火災警報器取り付け・交換を支援します!
高齢者など住宅用火災警報器を取り付けることが困難な世帯を対象に「消防職員」がお宅を訪問し「無料」で取り付け・交換のお手伝いをしています。
※電気配線工事を伴うものは除きます。
《対象世帯》
▽65歳以上の世帯
▽取り付けが困難な世帯など
《準備するもの》
住宅用火災警報器を購入するなどし、事前に準備してください。
《申し込み・取り付け時間》
平日の午前9時〜午後5時
《申し込み方法》
▽電話、メール、FAX、窓口
▽代理人による申し込みも可
《申し込み先》
唐津市消防本部予防課
※注意…消防署では、住宅用火災警報器の販売や有料での取り付けなどは行っていません。悪質な訪問販売などにご注意ください。
問い合わせ:消防本部 予防課
【電話】72-4149
【FAX】74-0119
【メール】[email protected]
唐津市消防本部公式Instagram
※イラストと二次元コードは広報紙5ページをご覧ください。