くらし [HOT NEWS]ひろげよう人権の輪

◆6月6日は『補聴器の日』です ~誰もが安心して暮らせる地域共生社会を実現するために~
「マッチ60歳、聴力検査デビューします!」という耳鼻科受診を呼びかけるACジャパンのCMをご覧になったことはありますか。聞こえの低下を感じた近藤さんが耳鼻咽喉科で聴力検査を受けるという内容です。聞こえの状態を把握するために聴力検査を受ける大切さを伝えています。
毎年6月6日は、日本補聴器販売店協会と日本補聴器工業会が平成11年(1999年)に制定した『補聴器の日』です。難聴を感じはじめた人に向けて補聴器の早期装用と耳鼻咽喉科の受診を啓発することなどを目的にしています。難聴はコミュニケーションの困難さを引き起こすとともに、認知症、うつ病などさまざまな疾患の発症リスクと関連することが近年報告されています。難聴の予防、そして難聴発症後の早期診断および適切な治療が重要であると考えられています。
また、難聴者の人権は、憲法第14条の『法の下に平等であり、差別してはならない』の精神に基づいて保障されています。難聴者も聞こえる人と同じように、話の全てを『聞く・知る』権利を有しています。難聴者の人権を守るために、聴覚障がい者への差別や偏見の解消、手話の普及などがあります。
令和7年(2025年)4月1日に『鹿島市手話言語の理解および普及促進に関する条例』が施行されました。手話言語の普及を推進することにより、お互いを助け合い、誰もが安心して暮らせる地域共生社会を実現することを目的として制定されました。障がいのあるなしにかかわらず、手話や補聴器等の機器を活用して心を通わせ、みんなが住みやすく笑顔あふれる鹿島市の実現を目指していきたいものです。

◆令和6年度『鹿島市小中学校 人権標語コンクール』入賞作品
※学年は令和6年度
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