- 発行日 :
- 自治体名 : 佐賀県小城市
- 広報紙名 : 広報「さくら」 No.249(2025年5月20日発行)
■令和7年度予算総額 265億9,160万円
(対前年度比プラス6.4%、16億957万円の増)
令和7年度当初予算は、4月に市長の任期が満了することを踏まえ、支出が義務付けられている経費などを中心とした「骨格予算」として予算編成しましたが、小城市民病院の閉院に伴う経費などにより、前年度から増額となりました。
◆歳入
市民のニーズに応じた自主性のある行政サービスを安定して提供できる財政基盤を築くためには、一般的に「自主財源」の割合が高いほど望ましいと考えられています。
市の歳入総額265億9,160万円のうち、「自主財源」が占める割合は100億9,063万円で37.9%、「依存財源」が165億97万円で62.1%となっており、国や県からもらえるお金や借金に頼った構造といえます。
◆歳出
民生費(市民の生活と安定した社会生活を保障するための経費)、教育費(小・中学校、公民館事業などに関する経費)など、その目的によって分類した歳出となっています。
※グラフの( )内は構成比。構成比は、端数処理の関係上、一致しない場合があります。
※数字の単位未満は、四捨五入しており、合計の数字と内訳の計とが一致しない場合があります。
■今年度の主な事業
令和7年度の主な事業を紹介します(小城市総合計画の政策別)
○政策1 住みたい! と思う 笑顔が集まるキレイなまち
・廃棄物中継センター施設整備事業 5,780万1千円
廃棄物中継センターの老朽化や安全性の低下を解消するため、必要な施設整備の実施設計などの業務を行います。
・市営住宅維持管理事業 1億4,941万6千円
市営住宅における良質な住環境を提供するため、西新町団地の外壁等改修工事(2期)を行います。
○政策2 安全に みんなが行き交うまち
・橋りょう補修事業 1,855万円
交通の円滑化を図るため、老朽化している橋りょうの補修工事や架け替え工事などを行っており、令和7年度は橋りょう架け替えに伴う家屋事後調査業務を行います。
○政策4 みんなが健やかで 生きがいを感じるまち
・定期予防接種事業(B類疾病) 8,265万7千円
個人の疾病の発症や重症化およびそのまん延を予防するため、定期予防接種を実施します。令和7年度から帯状疱疹定期予防接種を追加します。
・生涯学習センター管理事業 7億5,021万4千円
市民交流・生涯学習の拠点施設としての環境を整えるため、老朽化に伴う改修工事に合わせて、再生可能エネルギー設備などを導入する工事を行います。
○政策6 子どもが自分らしく 笑顔で育っていけるまち
・子どもの医療費助成事業 2億3,898万3千円
疾病の早期発見と治療を促進し、子どもの保健の向上と福祉の増進を図るため、子どもの医療費を助成します。令和7年度から対象年齢を18歳年度末までに拡充します。
・こども家庭センター運営事業 765万5千円
すべての子どもとその家庭および妊産婦らに関し、切れ目のない包括的な支援の充実を図るため、こども家庭センターを設置します。
・放課後児童健全育成事業 2億2,190万2千円
保護者が仕事と子育ての両立ができ、また放課後に児童が安全で健やかに過ごせる居場所を提供するため、令和7年度は放課後児童クラブを芦刈観瀾校に1クラブ増設するとともに、学校敷地外にある桜岡第4クラブを学校敷地内に整備します。
・小学校施設改善事業 1億9,973万4千円
小学校施設の環境改善を図るため、岩松小学校の屋根・外壁改修工事を行います。
○政策10 ひとりひとりの力を合わせて防犯・防災安心して暮らせるまち
・防災行政無線維持管理運営事業 4億3,122万3千円
風水害、火災などの防災・減災情報や市民生活に関わる行政情報などを市民へ迅速に情報伝達するため、デジタル防災行政無線(同報系)システムの整備工事を行います。
・牛津川遊水地事業 2,776万9千円
国が実施する牛津川遊水地整備にあたり、家屋移転が必要となることから、集団移転先となる代替地周辺道路などの改修工事を行います。
・満神鉱害ポンプ排水施設維持管理事業 2億822万3千円
・芦刈鉱害排水機場維持管理事業 2億1,403万5千円
豪雨などによる内水の排水不良を原因とする水害を未然に防止するため、各排水機場ポンプ設備などの改修工事を行います。