くらし きらり輝く 神埼人(かんざきじん)Vol.4

神埼のまちで、きらりと輝く活躍をされている方達を紹介します。

Scissor hands代表・「cafe pland」店主
安武 成晴(やすたけ しげはる)さん

◆庭づくりから世界へ、そして地域へ
人との縁を大切に、軽やかに生きる造園家

神埼市で暮らし、造園業「シザーハンズ」を営む安武成晴さん。庭づくりだけでなく、左官、カフェの運営、畑づくりと、その活動は一人の職人の枠を軽々と超えています。
20代のときに造園の職人として腕を磨きながら、左官の親方に弟子入り。10年ほど前に独立しました。転機となったのは、庭園デザイナー・石原和幸さんのプロジェクトへの参画。中津城や大学施設などの景観づくりに携わりました。また世界的な園芸展「チェルシーフラワーショー」(英・ロンドン)では現地で施工を担当。ショーでは昨年は銀賞、今年は金賞という華々しい賞を手にしました。
2023年には、「梅の花神埼村」の敷地内に「cafe pland」(カフェ プランド)を開店。「地域の人とのつながりや、様々なご縁によって自然と形になっていきました」と安武さん。カフェの畑には、俳優の山田孝之さんが主宰するコミュニティのメンバーも訪れ、全国から人が集まる場所に育っています。
多岐にわたる活動がつながり合い、庭師にとらわれないのが安武さんらしさです。「“植木屋だからこれしかしない”はもったいないと感じます。野球だって投げて、打って、走れた方が役に立てる。そうやって選択肢を広げる仕事のやり方や人との関わり方を若い世代にも伝えていきたいですね」。
風に乗るように行動し、人と出会い、つなげていくことで広がるのは、新たな可能性。その可能性を形にするのは、失敗を恐れない気持ちです。「“どうしたらできるか”を考える。トライしてエラーして、それでいい。庭も人生も同じです」。
最近は狩猟に興味があり、「地域の困りごとの一助になるなら挑戦してみたい」と安武さん。どんな仕事にも真摯に向き合い、人とのつながりの中で新しい景色を作り出しています。