健康 健康コラム

◆子どもの頃から健康な歯を
11月8日は「いい歯の日」です。80歳になるまで自分の歯を20本以上残そうという「8020運動」の一環として、日本歯科医師会によって制定されました。
子どもの頃から歯を磨く習慣はとても大切です。毎日の歯みがきと規則正しい食生活が「乳歯」を健康に保ち、健康な「永久歯」や将来の歯並びにつながります。
今回は、食の視点から「よく噛むことの重要性と環境づくり」についてお伝えします。よく噛むと「唾液により歯が丈夫になる」「歯並びが悪くなるのを防ぐ」などの効果があります。近年「孤食」やスマートフォンを見ながらの「ながら食べ」をする子が増え、噛まない子が増えています。子どもが食べ物をしっかり噛んで食べるには、環境づくりが大切です。
環境づくりのポイントとして「適度に空腹になるように食事および間食の時間を設定すること」「噛まずに飲み込むことを防ぐために、食事時間を30分以上確保すること」「メニューや調理方法の工夫をすること」などが挙げられます。例えば、きんぴらごぼうや温野菜、玄米など、噛み応えのある食材やメニューを取り入れたり、切り方やゆでる時間を工夫したりするとよいでしょう。食材の大きさや硬さは、子どもの咀嚼機能の発達に合わせて調理することを意識しましょう。
いつまでも健康に楽しく食事ができるよう「噛むこと」を意識して、口の中の健康を保ちましょう。

問い合わせ:こども家庭課 母子保健係
【電話】37-3873