くらし やさしい運転の町有田を目指して横断歩道は歩行者優先です

12月11日(木)~12月20日(土)は「冬の交通安全県民運動」が実施されます

道路交通法第38条により、車両のドライバーは信号機のない横断歩道で、横断しようとしている歩行者がいる場合は一時停止をしなければなりません。昨年、町内においても信号機のない横断歩道上やその付近で交通死亡事故が発生しました。悲惨な交通事故を無くすためには、町民の皆さん一人ひとりが、交通事故防止について考え、行動することが重要です。今回、運転者と歩行者に向けた横断歩道での交通ルールなどをご紹介します。交通ルールのポイントを知り、交通安全意識を高めましょう。

■歩行者優先と正しい判断のポイント
▽運転者の歩行者優先義務
・横断歩道接近時は減速…歩行者がいる場合は、横断歩道の手前で停止できる速度で走行しましょう。
・◇マークに注意…横断歩道または自転車横断帯があることを示す標示です。
・横断歩道では停止…横断している、または横断しようとしている歩行者等がいるときは、手前で必ず一時停止してその通行を妨げてはいけません。

▽歩行者の正しい判断
・横断歩道を利用…近くに横断歩道があるときは、必ず利用しましょう。
・危険な横断をしない…車両の直前や通過した直後の横断、斜め横断はやめましょう。横断禁止場所での横断はしないようにしましょう。

運転者も歩行者もお互いに交通ルールを守ることが重要です!

■歩行者の交通死亡事故の多くが道路横断中に発生しています!
歩行者の交通死亡事故は、多くが歩行者の道路横断中に発生しています。原因は、確認不足や不注意、夜間などによる視認性の低下です。運転者も歩行者も周囲の確認を怠らないようにしましょう。

▽町内での信号機のない横断歩道の一時停止率
マックスバリュ有田店前と佐賀銀行有田支店前にある信号機がない横断歩道の車両の一時停止率を調査したところ(9月30日および10月1日実施)、マックスバリュ有田店前は33.3%、佐賀銀行有田支店前は42.1%という結果になりました。半数以上の運転者が一時停止を行っていない現状です。

▽全国の自動車と歩行者の事故で、歩行者が死亡した事故(令和2年~令和6年計)

■夕暮れ時には早めのライト点灯を!
秋から年末にかけての日没時間が急激に早まる夕暮れ時間帯は、交通事故が増加する傾向にあります。車両の存在をお互いに早く発見できるよう日没前(17時頃)から前照灯を点灯しましょう。また、夜間運転するときは、原則「ハイビーム」で運転し、前車や対向車がある時は、こまめにロービームに切り替えて運転しましょう。
10月30日に、歴史と文化の森公園で反射材活用の有効性と車両の照射実験を行いました。ロービームだとほぼ何も見えませんが、ハイビームにすることではっきりと視認することができます。

▽蒸発現象にも気を付けよう
夜間や雨天時に運転するとき、自車と対向車のヘッドライトの光が重なることで歩行者が見えなくなることがあります。

▽歩行者は反射材やライトを活用しよう
夜間歩くときは、運転者から見えやすいように明るい目立つ色の衣服を着用したり、靴や衣服、カバンなどに反射材用品を付けましょう。
町では、町内在住の方に反射タスキを配布しています。
配布場所:
・有田町庁舎2階総務課
・有田町生涯学習センター1階生涯学習課

有田町交通対策協議会は、昨年の交通死亡事故の状況などを踏まえ、「横断歩道は歩行者優先やさしい運転の町有田町」をテーマに、「信号機のない横断歩道に人が立っている時の一時停止率を日本一または8割以上にすること」を目標として活動しています。
ご協力をよろしくお願いします。

詳しくは有田町交通対策協議会(事務局総務課)
【電話】46・2111