- 発行日 :
- 自治体名 : 佐賀県有田町
- 広報紙名 : 広報有田 2025年12月号
■冬のお風呂は要注意!!突然死ヒートショックにご用心!!
▽ヒートショックとは…
元気だった方がお風呂場やトイレで冬場に急に亡くなったという話を聞いたことがありませんか。これはヒートショックによるものかもしれません。『ヒートショック』とは、急激な温度の変化により、血圧が大きく上下することによっておこる健康障害のことで、失神や脳卒中、心筋梗塞を起こしたり、入浴中であれば意識を失い、溺れて亡くなることがあります。
日本のトイレやお風呂場は、室温が特に低くなる北側に作られていることが多いため、冬場にヒートショックを起こしやすい危険な場所です。
▽入浴中に溺れた時は…
入浴中の事故は、持病がない場合や前兆がない場合でも起こる可能性があります。「自分は大丈夫」と過信せず「自分にも、もしかしたら起きるかもしれない」と意識をすることが大切です。
もし、ご家族が浴槽でぐったりしているところを発見したら、まず浴槽の湯を抜いて浴槽から引き揚げてください。人手がなく引き出せない時には、お湯を抜いて直ちに救急車を呼んでください。浴槽から出せた場合は、両肩をたたきながら反応を確認してください。反応がない場合には呼吸を確認し、呼吸がない場合には応急処置(胸骨圧迫・人工呼吸)を救急車の到着まで続けてください。
▽お風呂に入るときの「7つのポイント」
(1)入浴前に脱衣場や浴室を暖めましょう。
(2)湯船に入る前にシャワーやかけ湯で体を温めましょう。
(3)お風呂の温度は38~40℃にしましょう。
(4)長風呂は避け湯舟に浸かる時間は10分以内に。
(5)湯船から出るときはゆっくり立ち上がりましょう。
(6)食後すぐや飲酒後の入浴は控えましょう。
(7)可能な限り見守りのある中で入浴を行いましょう。
地域包括支援センターは高齢者の総合相談窓口です。お気軽にご相談ください。
健康福祉課内地域包括支援センター(福祉保健センター)【電話】43・2196
