その他 編集後記

「雪と雪 今宵師走の 名月か」。これはかの有名な松尾芭蕉の句です。一面の雪景色を月明かりが照らし、美しく輝いている様子を表しています。この俳句の季語である「師走」の語源は、僧侶(お坊さん)が仏事のために忙しく東西を走るという説がよく言われますが他にもあります。12月は1年の最終月であり、春から始まった四季が冬で終わることから「四極月(しはつづき)」とも言います。この四極月が転じて「師走」になった、という説もあります。今年も残すところあとわずかとなりました。やるべきことをしっかりやって、来年を気持ちよく迎えたいですね。もちろんできる範囲で。(也)