- 発行日 :
- 自治体名 : 熊本県熊本市
- 広報紙名 : くまもと市政だより 2026年2月号 Vol.934
◆コロンビアクロクモザル
動植物園(どうしょくぶつえん)の正門(せいもん)をくぐると最初(さいしょ)に出会(であ)うのは、コロンビアクロクモザル(以下(いか)「クモザル」)です。長(なが)い四肢(しし)と「第(だい)5の手(て)」と呼(よ)ばれる尾(お)を使(つか)い、木(き)の上(うえ)を軽(かろ)やかに移動(いどう)します。尾(お)の先端(せんたん)の内側(うちがわ)の、毛(け)がなく指紋(しもん)のようなシワがある「尾紋(びもん)」という部分(ぶぶん)が滑(すべ)り止(ど)めとなり、枝(えだ)にぶら下(さ)がったり物(もの)をつかんだりする器用(きよう)な動(うご)きが可能(かのう)になります。
一方(いっぽう)で、前肢(ぜんし)の親指(おやゆび)は退化(たいか)して4本指(ほんゆび)になっており、密集(みっしゅう)した樹上(じゅじょう)を素早(すばや)く移動(いどう)するために特化(とっか)した形(かたち)だと考(かんが)えられています。
当園(とうえん)では、堀(ほり)に囲(かこ)まれた島状(しまじょう)の展示場(てんじじょう)で、クモザル本来(ほんらい)の立体的(りったいてき)な行動(こうどう)を引(ひ)き出(だ)せる環境(かんきょう)づくりを行(おこな)っています。尾(お)を使(つか)って木(き)に登(のぼ)ったり、ロープを渡(わた)ったりするダイナミックな動(うご)きは必見(ひっけん)です。
さらに、毛(け)づくろいをしたり、寄(よ)り添(そ)って休(やす)んだりする仲良(なかよ)しな群(むれ)の表情(ひょうじょう)豊(ゆた)かなコミュニケーションも観察(かんさつ)ポイントです。ぜひ、彼(かれ)らのにぎやかな暮(く)らしぶりに注目(ちゅうもく)してみてください。
