- 発行日 :
- 自治体名 : 熊本県荒尾市
- 広報紙名 : 広報あらお 2025年9月号
荒尾市内の幼稚園・保育園保育所などを紹介!
■荒尾第一幼稚園
小規模で温かな雰囲気の中、子どもたちが自由に活動し、仲間と学び合うことを大切にしている荒尾第一幼稚園。完成品よりも遊びの過程で生まれる発想や工夫の積み重ねを重視し、廃材や自然素材、光や影を楽しむ道具など、心を動かす環境を整え、仲間との関わりから生まれる「やってみたい!」という創作意欲を育てています。
2024年度に、保育実践論文(ソニー幼児教育支援プログラム)で最優秀園を受賞し、大学や保育現場から注目され、園内環境の工夫やICTを創作活動に活用する実践が保育雑誌に掲載されました。
今後も「人と世界がつながる保育」を大切に、道具や素材、デジタル機器から新しい発想を生み出し、仲間と協力しながら、未来を生きる子どもたちの多面的な創造性を育んでいきます。
◆こんなこともやってるよ!
◇大根、大きくなれ!
遊びの途中に畑に行き、大根の生育状況を確認しています。
◇どうなるの実験場
カボチャやペットボトル、浮かぶかな?沈むかな?
◇星が生まれる瞬間
地球に光をまぶし、夜空に星を散りばめているところです。
◆園の一押しポイント!
園庭では、砂や泥、水遊びに加え、ケイドロや缶蹴りなどルールのある集団遊びが盛んです。年長組のドッジボールでは、みんなで楽しく遊ぶために「目に見えないルール」を共有する大切さを学びます。チーム分けやコートづくりを通して、数や形の感覚なども自然と身につきます。これらは小学校での学びにつながる「知識や技能の基礎」であり、就学前に育てたい大切な資質能力です。
創作活動や表現活動にじっくり取り組む時間と、園庭で思いきり体を動かす遊びが互いに良い影響を与え合い、子どもたちは仲間と関わりながら、考える力や工夫する力、協力する力を育んでいます。こうした「遊びの中の学び」が文化として園のあちこちで息づいていることが荒尾第一幼稚園の良いところです。