スポーツ 草野関 新十両 優勝

■新十両で臨んだ記録づくしの三月場所
3月8日(土)から23日(日)にかけて大阪府で開催された、「大相撲三月場所」に新十両として出場した草野関は、15日間の取り組みで12日まで1度も敗れることなく勝ち続け、千秋楽を待たずに優勝を決めました。13日目に嘉陽に敗れたものの、千秋楽は勝ち、新十両で14勝1敗という史上3人目の歴史的な快挙を達成しました。3月26日(水)草野関が宇土市役所を表敬訪問され、草野関に市民の皆さんへの思いや今後の目標について伺いました。

◇現在活躍中の地元力士「正代関」を超える存在に
今場所も応援していただきありがとうございました。今回の新十両優勝は、昔から応援していただいている、宇土の皆さんに少しは喜んでもらえたかなと思っています。これから、宇土出身力士で幕内の正代関を超えられるような活躍ができるように頑張っていきます。

◇狙うは再優勝、入幕
十両では、今回優勝することができたので、次の場所も優勝して良い流れで新入幕することを目指して頑張ります。もし、次の場所で幕内に入ることができたら、15日中10日以上勝ち、3賞(※)を目指します。
※3賞とは、殊勲賞、敢闘賞、技能賞の3つの賞を指します。

■Profile
草野関(本名草野直哉(くさのなおや))
23歳。初めて「まわし」を締めたのは、4歳。5歳から宇土少年相撲クラブで本格的に相撲を始める。花園小、鶴城中出身。中学3年時には全国大会で優勝し中学横綱に輝く。その後、文徳高校、日本大学で学生横綱をはじめとする数々のタイトルを獲得し、大学卒業と同時に伊勢ヶ浜部屋へ入門。宇土市での思い出の場所は、「お好み焼きながぐま」と近くの広場。小・中の部活終わりによく通った。得意技は右四つ(互いに右手を相手の左脇の下に差して組み合った体勢)と立ち合いからの速攻。目標とする力士は、宮城野親方(元白鵬)、遠藤関。所属する伊勢ヶ浜部屋で仲が良い力士は、松井さん、炎鵬関、宇土市出身で小・中・高・大としのぎを削った川副さん。